🇨🇦2024年に学んだ24のこと(day17): ドライブスルーとチキン

udon
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カナダの銘店と私が崇める店、それがチャーチズチキン(Church's Chicken)である。

ちなみに神田の銘店はボンディだと思う。

これ

フライドチキンのチェーンである。いわゆるファストフード。いやもうこれがうまいんだ

サクサクの衣(注: 揚がったバッチによりややバラツキがあるが総じて)、大量に買えばやたら安くなる謎の価格設定、そして噛めば口中に広がるジューシーさ。昔ミニストップに売ってた骨付きジューシーチキンの上位互換だと思う(そういえば最近は売ってなくない??)

カナダにいてチャーチズを知らない人はモグリと言っても過言ではない。そう豪語する私に半信半疑の相方も、上司にチャーチズって知ってる?と聞いたら「I grew up with Church’s」と言ってらしい。月に数回はいくと思う。あんまり近所にはないので、3時AMに開いてるラーメン屋がないこの街で酔った挙げ句にUber Eatsするか、それか車でわざわざチキンを食うために出かけていく。

チキンを食いたいが早く家に帰らなくてはいけなゆえ、人生で初めてドライブスルーの実績を解除したのもチャーチズである。ドライブスルーはスピーカーの音声が悪いので結構ちゃんと注文できるのか緊張したのだが、チャーチズは基本大してメニューのバリエーションはなく、かつ基本皆チキンを食うので、何個欲しいかを言えばいいのでとてもユーザーフレンドリーだ。

失礼ながら物申すと、カナダは大して国民料理がない。一応プティンというポテトフライにチーズとグレービーソースをぐちゃぐちゃにかけたジャンクフード界のマイク・タイソンみたいなやつもあるが、これもカナダとはいえバンクーバーから飛行機で5時間のケベック州発の代物である。バンクーバー出身のカナダ人の友人に「バンクーバーで有名な料理は?」と聞くと、しばらく考えて「Chinese food?(中華)」と言っていた。実際バンクーバーのRichmondという街は英語よりも中国語の表記のものが多いし、本格的でたしかにうまい。香港から移住してきた友人も「故郷の味と変わらない」と言う。シアトルからわざわざ中華を食いに3-5時間運転してくる人もいるらしい。

ということでカナダに来ることがあれば、迷わずチャーチズチキンを食べてほしい(バンクーバーの空港にもあるよ)。

なおチャーチズチキンはアメリカ・テキサス発祥のチェーンである。