今朝、大好きなバンドのベーシストとあんま仲良くなかった同い年のドラマーが死んだことを知った。
大好きなバンドのベーシストは長年闘病生活だったらしく、54歳で亡くなったそう。
もうとっくに解散してたし、この人のベースはもう聴けないだろうって思ってたから、実はそんなに悲しいとかはなくて、正直驚きの方が大きい。
今日は一日そのバンドの音楽を聴いて仕事をした。今聴いても格好良いからずるい。
ドラマーの子は女の子で、当時まだ周りにバンドの友達が少なかった頃に出会って、たまに京都のライブハウスで共演してた。
正直ドラムは下手やったし、当時尖ってた自分からしたら女っぽいその子はあまり仲良くなれるタイプじゃなくて、二人で喋ったりとかも多分なかったけど、小さなライブハウスで同じ時代を過ごした。
あ、あと、元恋人と彼女も付き合っていたらしくて、時期は違うけど同じ男性を好きだったって共通点はあったりする。
バンドをしながら飲食店をはじめたり、会社員になってたり、気づいたら結婚してたり、バンドを辞めてたり、仕事やめて農業を始めてたり。
SNSでしか彼女の様子は見てなかったけど、すごく自分の感情に素直でアクティブに見えた。
今は住んでるところも遠いし、忘れかけてたけど、まだ近い距離にいた頃はなんとなくあんまり好きではなかったな。多分、彼女も私を好きじゃなかった。
それでも、死んだって知った時は身体が震えて少しだけ泣いた。
感傷に浸ろうと彼女が最後にやってたバンドの曲を聴いてみたけど、歌も演奏も下手で、聴いてられるもんじゃなかった。
今日は私の人生から人が二人いなくなった日で、それでも普通に忙しく働いて一日を終えようとしてる。
二人が死んだことよりも、自分の仕事の出来なさの方が思い悩むし、辛くなったりする。
私の中で二人は言い表すのが難しいポジションにいたけど、それでも、もう少し思い出したり、悔やみたかったな。
そういえば当時彼女がやってたバンドは、そのベーシストのバンドそっくりな音楽でした。
浮世ホテル好きだったよ。
ご冥福をお祈りいたします。