いきなり閑話休題。目標?抱負?違いは何だっけとなったので調べてみた。
目標 = ゴール
抱負 = 計画
ということらしい。
この時期はTLなどで今年の目標や抱負についての書き込みを見かける機会が多い。「自分も何か設定せねば」と「本当に必要なのか?」の板挟みが発生するのだが、必要だと思った時にやるのが心身には良いと思う。一方で多数の人が同時期に同じ行動を取ることの副作用で多くの学びが発生するため、乗っかっておくと得られるものがあるかもしれない。
目標設定にはSMARTやベーシック法といったフレームワークがある。企業活動での業務目標に使われることが多いが、個人目標においても必要に応じてものさしとして参照すれば良いし、無理に参照しすぎる必要もない。
私の場合は年初に目標や抱負を細かく設定することはこれまであまりなかった。昨年は何か掲げていたのだろうか。社内Slackのtimesを辿るとそれらしい書き込みを見つけた。
実は私も今年40歳になるので、健康の尊さについては共感しかないです。暴飲暴食しなければ好調だった20代と比べて、何もしなければ不調がベースになりつつあるという悲しみ。気合を入れて運動することも続かないので、コツコツ続けられるよう習慣化するのが自分には合ってるなと思えるようになりました。なので今年は年間150日、月あたり13回(2月とか日数少ない月は12回でも可)の朝ランを健康目標に置いています。達成できるか微妙なラインなので、ちょうどいいんだろうな。
この目標はしっかり達成することができた。その結果、1年を通じて例年以上に健康に過ごすことができたし、ありがたみを実感することもできた。設定しがいのある目標だったと思う。
40代に差し掛かったこともあり、この先の人生に思いを馳せる機会が増え、50代、60代を迎えた際に豊かな時間を過ごしたいと思うようになった。この「豊かな時間」に必要と思われる要素を挙げ、そこから逆算する形で目標設定を試みてみたい。
豊かな時間とは何か
えいやでキーワードを挙げてみる。
健康
没頭
他者との繋がり
この3つが私にとって豊かな時間に必要な構成要素だ。直観に従ったままではあるが違和感はない。
ポジティブ心理学で有名なセリグマンのPERMA理論やSPIRE理論を参照してみたところ結構合っていそうだ。漏れている点もあるが、既に満たされている気がするので重要度は低いと判断。一旦無視して進める。
各要素をもう少し細かく言語化してみたい。
健康
昨年私は行動目標として朝ランの継続を掲げ実行した。結果として日々を健康に過ごすことができたし、朝ランした日の何とも言えないスッキリした気持ちや集中力が増す感覚は豊かな時間において欠かせない要素であると思う。
健康面での目標設定においては昨年立てた朝ラン目標を維持することが最低ラインとなるだろう。しかし加齢と共に健康のベースラインは下がるため、若干強化すると良さそうだ。また上半身を強化したくなってきたので新たに筋トレを加えてみたい。継続目標なので無理は禁物。
朝ラン 走行距離 1200km (毎月約100km)
上半身筋トレ 50日 (週1回ペース)
ランニングについては目指すものがあった方がいいかもと思い始めている。年内どこかでハーフマラソンに出場してみるかなー。
あとは忘れてはならないのが歯の健康。昨年親知らずを抜いて思い知った。定期歯科健診を習慣化したい。
没頭
昔からそうなのだが、時間を忘れるくらい何かに没頭することがあり、これは私の性質のひとつだと思っている。没頭している最中は声をかけられても気づかない。没頭していることが原因で妻に怒られることも稀によくある。
とりあえず、これまで没頭してきたものを雑に挙げてみる。
公文式(主に算数)
ゲーム関係(マリオカートのタイムアタック、古いRPG、シミュレーションゲーム等)
作曲
プログラミング(昨年はOpenAI APIを使った開発に一時期ハマった)
こうしてみると独りで黙々と作業する際に没頭モードに突入するようだ。最近ではしずかなインターネット上で記事を書く行為にも没頭できるようになってきた。
ちょうど最近、以下の記事を読んでとても共感したところだった。
絵を描いているときは、それに夢中で没頭していて、ほかの何にも代えがたい時間を過ごすことが出来た。この時間が、どこか自分の救いになっていた。
中学二年生ぐらいになって思春期にさしかかった頃だろうか。教室で絵を描いていると浮いてしまうことに気づいて、恥ずかしくなって、描かなくなった。
没頭というのは自分自身にフォーカスする行為であり、そこに他者からの介入の余地はない。そして没頭を妨げるのは他者に目を向ける自意識である。没頭している最中、私は私自身と深く向き合っているのだと思う。
年齢を重ね、家族を持ち、社会的責任が増していくにつれ自分自身と向き合う時間よりも役目を果たし他者への価値貢献のための使う時間の比率は増えていく。その過程で自分が本当にやりたかったことを選択しない機会もまた増えていく。ように思う。
世の中にはそうした流れを自ら変えてしまう人がいる。社会的に成功しているにも関わらず、それを一旦手放して自分と向き合うことができるのは本当にかっこいい。
私も小さくて良いから何かに没頭していたいなと思う。とはいえ何に没頭するかはやってみるまで分からないので目標にするのは難しい。
何かに没頭していたかどうかを定期的に振り返るのはどうだろうか。感覚値になるだろうが意識を没頭に向けるのは悪くなさそうだ。仕事の中で没頭している時間に気づくきっかけになるかもしれない。
すでに没頭を自覚している行為、今だとしずかなインターネット、は年末までマイペースに続けていきたい。
他者とのつながり
さっき「没頭を妨げるのは他者に目を向ける自意識」などと言っていたのにね。でも、豊かな時間のためには他者とのつながりも大事な要素だ。最も重要な他者はやはり家族だと思う。
家族との繋がり
リモートワークを続けていることもあり、家族との時間は既に十分に確保できている。また関係性においても良好だ。一方で、家族の成長に繋がる共通の時間を過ごすという点に課題感がある。この点について今年は何かトライしたい。
ちょうど年末頃に思いつきで週末にみんなでプログラミングをやってみるのはどうかと提案したところ子ども2人が「いいねー!」となった。妻の提案で日時を決めることになり、毎週日曜朝10:00から1時間程度をスケジュール登録した。何をやるかはこれから決めるのだが、しばらく続けていきたい。仮にうまくいかなかったとしても、また別の題材が見つかれば良い。
家族以外の他者とのつながり
所属企業内における人間関係には既に十分恵まれていて、人事部内外に様々なネットワークを構築できている。そこで今年は社外の他者とのつながりを意図的に増やしていきたい。
私はMBTI®において内向型で、話すコミュニケーションより書くコミュニケーションを好む。また不特定多数よりも特定少数とのつながりを好む。これらの性質からSNSやブログを通じて自身の発信力を高め、発信を通じて得られたつながりを育てる方法をとってみようと思う。発信力を高める上ではインプットも重要になるため、読書量もあわせて増やしていく。
つながりを増やした先に何があるかについては現時点では明確になっていない。忘れてはならないのは、つながりによって何かを得ることよりも、自分が貢献できることに目を向けること。既に貢献できそうなことを見つけたら飛び込んでみるのも良いかもしれない。
まとめ
2024年は50代以降の豊かな時間を増やすために「健康」「没頭」「他者とのつながり」を意識し、それぞれにおいて目標を設定する。
健康
朝ラン 走行距離 1200km (毎月約100km)
上半身筋トレ 50日 (週1回ペース)
ハーフマラソンに出場する
定期歯科検診を3か月おきに受ける
没頭
没頭ログを週次でつける
しずかなインターネットを継続する
他者とのつながり
運動や文化活動を通じて家族の成長に繋がる時間を過ごす
週次でプログラミングを学んでみる
社外の他者とのつながりを意図的に増やす
読書量を増やす
SNSやブログを通じて発信力を強化する
発信を通じて得られたつながりを育てる
結果については年末にふりかえってみたい。良い1年を!