もう2024年になってしまいましたが、昨年の田村ゆかりさんの怒涛の全国ホールツアーに参戦したあれこれの記録を振り返りながらまとめていこうと思う。
なんで今さらまとめるかって?
今年のツアーが発表されちゃったから、参考にするため。
そして未来の自分にバカやってら〜!って言ってもらうため。
ツアー参加に至るまで
まずはチケットの手配について再度書いておく。ファンクラブ先行は前年、2022年の11月末〜12月に実施されていた。先行はたしかFC一次、二次、OFFICIAL HP先行、プレイガイド(ローチケ)先行、そして一般抽選/先着といった感じだったかと思う。
正直、ここまでの公演数のツアーは前代未聞で、調べてもなかなか他のガチ勢の方の振り込み方が全く読めない状況。
そして私が取った行動は……
とりま、初回先行全部振り込んどくか〜ポイポイ( ^o^)ノシ
途中まですごい真面目に色々考えてたはずなのに、なんで最後アホになっちゃうんだろう。不思議。
正直、申込がめちゃくちゃ大変だった。なにせ1公演ずつ申し込まなきゃいけない。それも本人確認がある関係で、名前や住所はコピペにするにしてもミスは許されない。たしか1時間半くらいかけた気がする。
おそらく都内近郊はかなり激戦になるだろうとは予想していたので、いくつかは落選するとは思っていたのだが……。
蓋をあけると、ツアー初日の川口以外、26公演当選という結果に。
多くの王国民が同じような状況に陥ったらしく、立て続けのクレジットカード決済にセキュリティが働いて決済エラーを叩き出したとかなんとか。(私はこれを危惧してクレカは4枚体制で分散させた)
なお、このあと追加公演の東京ガーデンシアター2daysが追加され、そちらは2日間取れたので合計4月下旬から9月アタマまで約4ヶ月全28公演、全国津々浦々することが決まったのであった。
余談だが、FCやプレイガイドを含めた抽選先行においては、どの先行で当たろうが、あまり座席の良し悪しには大きく影響がなかったように思う。
これがSNS上でも割りと話題になっており、いかんせん全通民が多いため、後ろ側に座席が偏った民がブラックリスト入りだとか、一次先行で良席が割り当てられるのではなく、会員ごとに決まってるんじゃないかとか色々言われる所以となっている。正直このツアーでの自分の座席はたしかに神席と言われるような座席こそなかったが、全体的に真ん中あたりをずっとうろうろしていた記憶があり、これに関してはあまり実感としてはなかった(なにせすべてが一次先行チケットだったため、比べようがなかった)
この後の11月の土日イベントで初めて「一次・二次に関わらず申し込んだ名義で座席が決まってそう」と思う瞬間はあったが、真相は闇の中である。
閑話休題。
さて、ライブへの参加権という一番重要な要素を確定させたものの、いかんせん今までのライブ遠征で行ったことのない場所が結構な数ある。
それ自体は特に大きな問題はないのだが、土日で別の都道府県(必ずしも隣り合っているとは限らない)公演が実施されるため、見知らぬ旅先から見知らぬ旅先へという未知だらけの移動を強いられる。
中でも最も本当に頭を抱えたのは、ツアーラストスパートに鎮座している
福岡(土)→大阪(日)
という日程である。福岡も大阪も個別では行ったことあるものの、しかしその2都市は近くもなけりゃシナジーもないぞ!?それも大阪はツアー序盤で別に一度やってるのに!?と、スケジュールの記載ミスを何度も疑った。
結局、このエクストリームなスケジュールに関しては特に明言はされなかったのだが、ツアー中のMCを聞く限り「きっと取れないだろうからと多めに仮押さえしておこうと思ったら、思った以上に抑えられちゃったし出来るからやることにした」ということっぽい。そうはならんやろ。なっとるが。
実際、ご本人的には「日程が空くと忘れてしまうからなるべく詰めたい」ということらしいのではあるが……それにしても詰めすぎでは……?と多くのファンは思ったことであろう。何より演者の体力の心配をしていた。(自分の体力も心配せねばならないと思ったが)
さて、実際に宿と足を手配するにあたって、改めて最適な交通手段を一つ一つ調べていった。普段、神奈川のなかのJRにアクセスのいいエリアに暮らしているため、北関東〜静岡あたりまでは最悪在来線を乗り継げばなんとかなる。東北・北陸エリアは新幹線。
問題は地味に移動距離が長くなっている西日本エリア。
5月〜6月にかけての、神戸(日)→岡山(次週・土)→京都(日)
8月お盆真っ盛りの、奈良(日)→福岡(次週・土)→大阪(日)
この2行程に関しては結構悩んだ。
正直大阪でもギリギリを狙えば日帰りは可能ではあるだろうが、今回は確実性と安全性を取りたかったため最低1泊はしたい。しかしそうすると1週間もせずにまた西方面へと赴くことになる……。
某旅行予約サイトとGoogleMapを使って検索と試行錯誤をしているうちに、下手に行き来を繰り返すよりも、もう思い切って1週間くらい大阪に滞在して、そこから移動したほうが楽じゃね?と思い始める。そう、再びのアホ化である(^o^)
正直、この旅程を決めた直後は周りからえぇ〜!?と言われたし、自分でもちょっと贅沢な旅程か?とは思ったのだが……後にこの旅程のおかげで命拾いすることになる。
もう1月の時点で8月あたりの旅程をある程度決め、料金的にもあまり変わらないことを確認して今回は飛行機で関西エリアに出てみることに。初・伊丹空港。(新幹線は3ヶ月前とかくらいからしか取れないが、航空機利用であれば半年前から手配可能だった)
なお、もとから自分が使い慣れているということで、航空機利用の旅程はじゃらん、それ以外は基本的にJR東海ツアーズ、およびえきねっとで手配した。新幹線系に関してはやっぱ公式が一番はやくいいとこが取れる気がする。
自分式 津々浦々レギュレーション
このツアーにおいて、自分の中ではいくつかのポリシーと言うか軽いルールを設けていた。
泊りがけで行く場合は会社にお土産を買って帰る(日帰りの場合も買う余裕があれば)
旅先ではなるべく名物を食べる
旅先ではなかなか観光までするのは難しいが、行ける限りは寺社仏閣に立ち寄り、御朱印を集める
ひたすらに金がかかる方向にルールを制定するというおかしさはあるのだが……。ツアー遠征とはいえ、地方に行ったからには現地にお金を落とすべきだろうという考えがあったことと、今回のツアーはそれなりに都市部とはいえど、なかなか観光を最大限楽しむ余裕はほとんどないだろうから、せめて食では楽しみたいということ。
そして御朱印に関しては、祖母から受け継いだ御朱印帳を埋めようと思っていたことなどがある。
試される物販、毎週気の抜けない12時戦争
ここでひとつ、「ライブは夕方からなんだから、朝早く現地に着くようにして、夕方ギリギリまで観光していればいいんじゃないか」という至極真っ当な疑問が出てくるかもしれない。しかしそうはいかないのがライブ遠征。
グッズ物販である。
とはいえ、ツアー物販なんて最初の公演で買ったらそれ以降は寄らないと普通はなるのかもしれないが、そうは運営が許してくれない。
そう、日替わり限定グッズである。
たしか2022年のバースデーイベントあたりからだったと思うが、田村ゆかりさんのライブ・イベントではその日の日付とイベント名が入ったチケットを模したチケットキーホルダー(通称:チケキー)というグッズが定番化している。
今回のツアーでももちろん販売。しかしツアーということで各会場のフルキャパ数が製作されているわけもなく、多くの会場で開演前には売り切れが発生した。
この日替わりチケキー、正直穴あり参戦であればそんなに収集に固執はしなかったのだが、見事に初演以降のすべてのライブに行く、となったことにより、自分のコレクター魂に火がついてしまったのだった。(本当にやめればよかった)
さて、このグッズ物販だが、以前のように朝から並ばないと手に入らないということはない。近年、LINEを利用した物販入場整理券システムが導入され、事前に発行されるこの先着整理券を手に入れておけば、大体案内された時間に行けばスムーズに物販会場に入ることができる。これのおかげで、酷暑に耐えながらグッズ物販行列をせずに済むのは本当にありがたいことである。
が。しかし。
この物販整理券というのは、基本的に「ライブの7日前の12時」に配布が開始される。これだけ毎週ライブツアーが詰まっているのだから、物販整理券の呼ばれ待ちをしながら来週の物販整理券を取る、というなかなかハイブリッドなムーブを求められることもしばしば。それもこの整理券、
基本的に、10秒以内に枯れていた。
本当に10秒である。なんなら本当に00秒に押したとしても競り負けることがあった。もはやただのチケ発である。
チケキー勢は毎週、もう11時55分あたりから電波状況のいいスタンバイし、12時ジャストチャレンジを繰り返した。4ヶ月間、遠征をしながらチケ発も同時にこなし続けた。
一度、序盤に油断して新幹線の中から挑戦したら見事に負けた。渋々暑い中物販列に並んだのはなかなかに苦痛であったため、これ以降は絶対に11時半には現地に到着して下手に動かないように旅程を組み直した。
と、こんなことをしていると、11時半〜物販が終わるまでの13時くらいまでは会場近くにいる必要があり、その後開場までは残り2〜3時間と、場所によっては観光に行くにも中途半端な時間で、大体物販までにご飯を食べるとか、物販を終わらせてちょっとした御朱印集めやお土産回収をするくらいのことしかできないのであった。
なお、開演ギリギリに入場すればいいのでは?という疑問に関しては、演者が開場後に座席が埋まっていかないのを見ていると不安になるとのことだったので、大人しくスムーズに入場するようにしている昨今である。
まだ始まってすらいない、ツアー振り返り
さて、実はここから各日の振り返りを開始しようと思っていたのだが、いかんせん今書いている下書きだけでも各日結構な文量を書いてしまっている。
もちろん何十公演もあるんだから記事1本には収まりきらないとは思っていたが、思った以上にかさみそうだ。
本記事を一旦「事前準備編」とし、また別記事で各日を振り返っていこうと思う。