1月15日/デイドリーム・アワー

うき
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毎日の出勤に加えて3日に1回の職場への泊まり込みが発生すると、日々なんとか前向きに積み重ねている気持ちがあっけなく後ろ向きに転がっていく。今日も元気に職場で日記を更新するよ。皆は絶対にこの職業につくなよ。

最近は起きているあいだじゅうず〜っとダンジョン飯を読み返し、ダンジョン飯のアニメを見て、「ダンジョン飯冒険者バイブル」を読み、ダンジョン飯を読み返し、「ダンジョン飯冒険者バイブル」を再度確認し……を繰り返している。何度読み返してもローストバジリスクと首刈りうさぎカレーが美味しそう。私もゆるめのカレーライスをビールと流し込んでお腹パンパンにして気絶するように寝たい。

九井諒子先生の描く人間の輪郭が好き。表情や描写や他のキャラからの視線で形作られる輪郭。私はライオスと知り合ってもおそらく心の距離を詰められないけど、人からライオスの話を振られれば「いい人ですよね」とは、言う。「魔物にも詳しくてほんと助かりました」とか言う。具体的な助けられエピソードは口にしないでおく。相手がライオスの話をあれこれしてくるのには「あー」「わかります笑」「やっぱ好きなんでしょうね〜」とか相槌を打って終わる。ライオスが魔物食作ってくれたら全然食べる。談笑もできるはず。けど、彼に私の実家の地名は教えないかも。仕事仲間として出会ったらかなり喧嘩する。ダンジョン飯を読んでるとそういうことをたくさん思う。面白い。

「九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー」も買ったよ。Kindleで買って何ページか読んだけど、これは紙で欲しいかも。クラスにいたむっっっっっちゃくちゃ絵上手い人がプリントの裏に何気なくむっっっっっちゃ上手い絵書いてるの見たときみたいな気持ち。こんなに綺麗な絵を描いて、どうして線一本一本に迷いの痕跡がひとつも無いの?という感動。絵描くの好きなんだな〜!訓練(練習じゃなくて訓練)したんだな〜!て思う。

そう、九井諒子先生、絵描くの好きすぎる!中高生のころ私も友達と一緒にハマっている漫画の絵を描いたりしていたけど、先生は自分のつくった漫画が好きでたくさん描いてる、一冊の本になるくらい。小さい頃から絵を描くのが好きで、大人になるまで好きで、絵を描く仕事の合間に絵を描いて、好きが果てしなくて怖いぜ。眩しくて見ていられない。