5月21日/スーパー

うき
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公開:2024/5/22

Netflixで水曜どうでしょうを見ている。マレーシアのジャングルを5時間歩き続けた果てに外との仕切りが一切ない動物観察小屋で夜通し外を眺めながらふた晩過ごす大泉洋が、当時31歳、2004年。私が最近大泉洋妙に映画とか全国区のテレビ出てない?と思い始めたのがたぶん「探偵はBARにいる」公開くらいの2010年前後。てことはそのとき37歳。現在51歳。ジャングルにいた頃よりも明らかに肌ツヤは増し、髪の毛はさっぱりして、表情に余裕が滲み、なんやらすっかり色男のような雰囲気を醸し出している。

30歳が人生の節目?お肌の曲がり角?ここから体力は落ちていく一方?

なるほど。だとして、何?と、思わされるね。誕生日に何も知らないままTシャツでジャングルにぶち込まれたり、原付で紫外線に晒されながら何千キロも走破したり、映画に出たり、紅白の司会やったりしてなお明らかに若返っている男がいる。なんでもやれるね、元気が出るぜ。ありがとう大泉洋。


最近行くようになった近所のスーパーが、レジカウンターに飛沫防止の透明なパーテーションを取り付けているんだけど。

お金を置くトレイがパーテーションの向こうにあり、しかもパーテーションとトレイの距離がけっこう遠いので、パーテーションの下の隙間から腕を伸ばしてトレイに金を置こうとすると、私の唇がパーテーションに触れそうになってしまうのが、ほんのりとしたストレス。腕の長さあと10cm必要だろうが……と思いながら会計している。

あと、まあこの店に限らず「レジ袋ください」って言ったときに店員に「大きいのと小さいのどちらになさいますか?」って聞かれるのがけっこう嫌。この店の袋の大小それぞれの限界容量なんか知らないから君の裁量で勝手に決めてくれよ!!!と思いつつ、(入りきらなかったら嫌だな)と大きいほうの袋を選んでしまう。実際に袋詰めしたときに(むちゃくちゃ余裕がある。小でもよかったな)となったときの、あの、悔しさ。

しかしレジ袋が有料になってしまい大小で値段が変わってしまう以上、選択を客に委ねなければ余計な面倒を生んでしまいそうだな、というのはわかる。ときどき商品の量を見て勝手に「大きいのにしておきまーす」とやってくれるベテランの方がいて、私はとてもありがたく感じているけど、「何も確認しねえで高いやつ寄越しやがった」とか言ってくるやつがこの世にいない訳がない。

おとなしくマイバッグ持ってけばいいんだよなあ。つったって雨の日に傘も持たず全メッシュの靴を履いて出て靴下びしょ濡れにするような人間が、買い物の度にマイバッグ持っていくなんてできるわけがないとわかっているので、今後もマイバッグを買う気はない。Lサイズのレジ袋を選び続けて生きる。