我が家は中学生になるまでは必ず21時に寝ること、という規定が定められていたので、金曜の20時55分から始まるSTV(札幌テレビ)の道内天気予報(♪タタッ テッテーッ テッテッテテッテ♪テッテーッ テッテッテテッテ♪現在の道内の注意報です。…………)はつまり親から「寝る時間だよ、部屋行きな」と言われる時間だったのだ。今となっては当時寝る合図だったその音が「おっ今から金ローじゃん わくわく」という合図でしかないのだから大人とは素晴らしい。しかも外で一人酒を飲んでいても「金曜ロードショーがハリポタなら早く帰るか」とか出来ちゃうような年齢になったのです。まあ当時から「金曜ロードショーは例外じゃなくて!?!?!?」と騒ぎたてて居間に居座ってはいたのだが、金ローを見ている間の胸に後ろめたさや親になにか言われるのではと気が逸れる感覚がないだけでも、ね。
秘密の部屋時代のダニエル・ラドクリフ、ちょっと可愛すぎやせんか!?!?!?!?!!?!?一番最初にダーズリー家にドビーが襲来したときに着ている青色のサーマル(サーマル?)、似合っててとても可愛いな。ドビーが杖を使わずに魔法を使えること、もしかしたらむっちゃすごいのでは?と最近になって思う。とてもとても強力で優秀な妖精なのに、その気質のせいで人間に使われているのだと思うと……ではあるが、しかしそれが彼らにとって栄誉であり幸福であるのだから、こっちの尺度で勝手に幸不幸を決めてはいけないのだ。授業での決闘シーンのとき、ハリーにすっ飛ばされたマルフォイが地面に這いつくばりながらスネイプの顔色を窺っているシーン、信じられないくらいダサい。マジで信じられないほどにダサい。
前半にしか言及せずに終わってしまった。 秘密の部屋を観るのってもしかしたら十数年ぶりくらいかもしれない。アズカバン以降ばかり観ていたので……。そして久々に秘密の部屋を観ていて、私はこの時期で散々示されていた前提情報のようなものを全て忘れているな。と再確認した。文庫版読み返そっと。