12月30日/実家帰省

うき
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実家帰省中です。例年あまり長居しないようにしているのだけど、今年は少しながめ、と言っても仕事の都合で3日程度の滞在。あまり長くいてもだめ。この程度でいい。

実家にいるの、すこし疲れる。普通に飯を食べてテレビを見ていると、普段は気のいいやつらである両親が、突然不愉快極まりないことを口に出したりする。酒が進むと、普段私に言いたくても言えなかったことをズケズケと言ってくる。また始まった、とウンザリしてしまうけど、そこで喧嘩になっても仕方無い。今回はただただ「久々に帰ってきた愛しい娘を甘やかしてやりたい」という欲を叶えてやるために来ているのだ。何をしてやるよりも、必要な節目にただそこにいる、という方が親孝行。

色々あって、私は彼らに心を開ききってはいないけど、親という存在が心を開けない存在の一位も子供なんだろう、というのもわかってきた。大人になってから彼らと接していて思う。彼らは私より余程年上の大人として、ほんとうに色んなことを感じ経験し考えているのに、たぶんその殆どを子供に伝えることのないままに死んでしまう。最近は会話の所々に秘めた切れ端が見えるので、おいお前それ全部言ってみーよ!って胸倉掴んでやりたくなるけど、他の誰に言おうと私にだけは言わないのかも。いや、死ぬ間際なら言うのかな?私ももし人の親になっても、子供が本当に大きくなるまでは、なんなら余命宣告とかされるまでは、心を開けないかもしれない。

あ、最近親の昔思っていたことの切れ端が見えたり、なんで君そんっなことわざわざ言うわけ?ってことが増えてきたの、私が大人になったからか?昔は切れ端すら見えなかった。もういいか、という気の緩みや、甘えられる気持ちが少し出てきたのだろうか?だとしたらやっぱり、私から何も言わなくて正解かも。私はたまにそこにいて、出されるがままカニとか食べてんのがいいのかもね。