12月20日/酸辣湯は思ってる倍の酢を入れた方が美味しい

うき
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世間はすっかりまったりウキウキ年末モードだというのに、わたくしはといえば妙に気分が落ち気味の数日を過ごしております。別に決定的な何かがあったわけではない。表面をつるっと滑らかに整えられていた自分を、正中線に入れた切れ目からぐるっと裏返したら、内側に隠していたトゲトゲの部分が出てきたような感じ。リバーシブルの寝袋みたいなね。

元々そんなに賑やかに話すような職場ではないんだけど、急に口を開くの嫌になっちゃって。12月中あまりに暇すぎて、仕事だけをしに行ってるはずの場所なのに余計なことにばかり目がいく。偉い人への苛立ち、職場の椅子が壊れて高さ調節が出来なくなったことへの怒り、外が寒い事にすら腹が立つ。

人間、暇も度を過ぎるとイライラして落ち込むしかできなくなるときがあんだね。外をフラフラ歩いてるだけなのになんか妙に常にイラついてる老人とかいるけど、今なら気持ちわかるかも。暇ゆえに気持ちに余裕もあるはずなのにさ、暇すぎて嫌なところばっか見ちゃってイライラするし、細けーこといちいち目くじら立てる自分に落ち込むよね。そういう時って楽しいもの見てても全然気が紛れない。家帰った瞬間紛れる。

細けー苛立ちを自分の中で留めきれずに口に出してしまったらマジの怒り老人となってしまうので、口には一切出していない。けど、(もう、疲れた)(何も考えたくないし感じたくない)(…………(本当に何も考えていない))というときの人間の顔は怖い。私も最近「ゴミを見るような目で人を見ている」と上司に言われ、ウッソだ〜!と鏡を見たらゴミを見るような目の自分がこちらを見ていたことがあるので、本当に、そう。それ以来目を少し大きめに開けている。改善されたでしょうか。

結局こういうのは暇がもたらす病気なので、気にしても仕方ない。1月になればまた何も気にならなくなるでしょう。実際、多少口を意識的に閉じてる方がいいんだよ、気抜くとすぐ無礼なこと言うもん、私。

明日の弁当に持ってくスープを作ってねます。