1年近く、仕事では Arc をメインのブラウザとして使っていた。この度、もともと使っていた Firefox に戻ることにした。
きっかけは、Scrapbox の大きいページを編集するときに、Arc では固まってしまうようなページが Firefox ではなにも問題がなかったことである。これはあくまで Firefox にもどるための理由付けで、単に Firefox に戻りたかっただけという感じもある。
Arc はいい。とてもいけている。コンセプトにも共感する。Arc には他のブラウザにはない機能がたくさんある。Arc を使ったことがなければ、一度は使ってみると良いと思う。でも Arc でないと困るものは自分にはなかった。つまり、基本的には Arc でも Firefox でもどちらでも機能的には困らない。であれば、Firefox を応援したい。
いや、Arc もとても応援しているが、だいぶ流行っているようなので自分が応援しなくてもいいだろう。Arc には Linux 版がないので、Firefox を完全にやめる選択肢はもともとない。結局、同じブラウザを使っている方が便利なことはよくある。まあ今の Arc だったら、Linux 版があったとしても Firefox を選ぶと思うが。
Arc のなにがすごいって、「単なるブラウザ」を作る会社が500万ドル調達していることだと思う。アメリカという感じがする。投資家を見ても、アメリカのソフトウェア業界における正のサイクルの一例と言えると思う。
Firefox に戻ることだし、Mozilla に払う金額を増やすことも検討せねばいかん。