覚める

ulo
·

声がした様な気が

朝も悲しいのだ

喉を通り抜けるフォークと

スポットライト

壊死した耳元から

揺れるアスファルトが

浴びる様に飲んだ後悔と

ポートフォリオ

だから止まってみて

まだ言わないで

新しい音を見せて

ここまで

眠る前にカーテンを打ったホットミルクを

朝の瞳の様な優しい日差しと夢心地を

暮れる街並みに伸びる貴方の足の影の軌跡を

胸に残って涙を湧かし続ける昨日の部屋を