フライパンで炊飯のあとはプリンかよ。
家の断捨離をしたらオサムグッズのシリコン型が出てきたのです。数年前の雑誌の付録ね。わたしってばシリコン型を買ったことすら忘れていたくせに、目の前にした瞬間何かをつくりたい意欲が出て仕方ないわけです。
ひとまず、スコーンのようなものをつくりました。ホットケーキミックスだと使いきれないわたし、偶々通りかかったわしたショップでほどよい量のサーターアンダギー粉を手に入れました。それが失敗。オーブンレンジで上手く焼けないのです。サーターアンダギー粉って本来はとてつもなく膨らむはずなのに、膨らまない。これはもっと研究しないと。
本題から逸れましたがプリンの話。わたし、プリンというよりは宮崎県の飫肥の厚焼き玉子的なものを作りたかったのです。大学生くらいのころに家族旅行で食べた、あの厚焼き玉子が忘れられないのです。甘くて硬めでプルンとしている。まさにプリンなのだけれど、どれだけ固めのプリンをたべても、飫肥の再現とは行きません。
ありがたいことに飫肥風のレシピをネット上に載せてくださってる方がいます。本来は卵10個を使い、銅板の容器でじっくり蒸し焼きとのことですが、ひとまず卵5個に砂糖、みりん、うどんスープを少量入れました。オーブンレンジ140℃で60分のはずが、正味80分は焼いた。こんなにじっくりなのね。で、実食。意外と「す」が入らずプルンと焼けたのです。わたしやるじゃん。ただ、味が、不味くはないのだが、飫肥のあれではない。もっと甘くした方がいいのかな?卵をふんだんに使ったかまぼこのようだ、と思ったら食感もかまぼこに思えてきました。
飫肥の厚焼き玉子的なものが、失敗ではないがどこか不完全燃焼に終わったわたしは、やっぱりプリンから作ってみるのがいいと思ったのです。何年ぶりか不明ですが、おとなになってからも作ったことがあります。カラメルソース作りや、プリン液を濾すのは小学校の調理実習の記憶がわりと鮮明に残ってるので、とっつきやすかった。カラメルは「オリゴのおかげ」をレンジで熱するのが実にお手軽で割とうまくいく。ジャックとジルの型も結構ちゃんと型取りしてくれます。きれいに型から外れるとうれしいね。プリンってそうそう失敗しないよな、1回目も2回目も美味しくできた、と調子に乗ったわたしは、3度目にして失敗するのです。フィラデルフィアのクリームチーズを入れたら絶対に美味しいチーズプリンができる、と。わたしはフィラデルフィアは柔らかくて簡単に溶けると思いました。チーズと卵が分離することに気づいたのが卵を入れたあと。がんばって混ぜたけど完全には混ざらず何度か濾すことで誤魔化しました。これ、焼いている最中にもチーズ分と卵液分が分離するのね、、焼成後、二層に分かれたよ…全然焼けないので、時間を延長しました。そして食感がボソボソして潤いがありません。完全なる焼きすぎ、、これも研究して正しく作れば美味しいチーズプリンができるはず、多分。下手に手を出すのはだめですね。
プリンを食べすぎたので少し休みますが、次は純粋なプリンをつくろうと思います。