定時で退勤して急いで帰宅し、キャリアコンサルタントとweb面談をした。話しながら、これは対話ではなく規定演技だと思った。相手を理解したいから質問するのではなくて、ある程度決まった結論に誘導する/される、そのためのコミュニケーション。わかっていたし、別にそれでいいんだろう。
オードリーANNをタイムフリーで聴いていたら、若林がスマホのグレースケール機能の話をしていた。ちょうど自分も年始からやっていたが、若林とは違ってスマホをいじる時間が減ることはなかったし、モノクロの画面をずっと見ているとどうしても気持ちが落ち込んでいくので、やめた。若林は色の刺激ってすごいよなと言っていた。そうすると普段は色の刺激で軽い操状態になっているのだろうか。気持ちが落ち込むのは通常の状態に戻っただけなのかもしれない。
途中で流れた星野源「おともだち」を巻き戻して何度か聴きながらどんぶりとコップを洗った。
寝る前に、島田潤一郎『古くてあたらしい仕事』を読んだ。
「いつでもお金がほしいが、それだけが目的になってしまえば、仕事はどんどんとだれかに似てくる。人気のあるものに似ていくし、話題になっているものに近づいていくし、自分がつかっている言葉や、立ち振る舞いさえも、だれかと瓜二つになっていく。そうしてある日、これは、ほんとうにぼくが望んでいた仕事なのだろうか、と思う。」p196