お笑いバックスで「復活の「F」〜休養期間の日記朗読会〜」を見た。福井さんが1ヶ月の休養中に毎日つけていた日記を朗読する1時間。
休養中の日々や考えていたことを過不足なく伝えるのに、日記という形式は最適だと思った。いい企画。トークライブだと日々は掬いきれないし、短い尺で笑いをとらなければならない。トーク相手もある程度引き立てる必要がある。日記であれば、ストレートに笑いに繋がらない時間があっても違和感なく続けられる。ずっと自分自身の話ができる。宛先もいらない。見学席からの仲間のガヤがあるから間も保つ。もちろんライブで朗読する用に書かれたものとはいえ、十分に休養できたこと、無理に復帰したわけではないこと、これからもお笑いとGAGに向き合ってくれることがよくわかった。休養からの活動停止や解散というのはよくあることだから、待っていた人たちも安心できたと思う。
日記のスタイルが朝から晩まで時系列で書くのではなく一場面を切り取る好みのタイプだったのもすこし嬉しかった。お気に入りの日記は、
・赤ちゃんが時間をかけてミルクを飲む様子を見て、時間の使い方が舞台の笑いの取り方と同じだと思った日
・ジェラードンのアタック西本からLINEで『ヤクザと憲法』をおすすめされた日