夕方、近所の喫茶店に行く。仕事始めの日だからか客が少ない。カフェオレを頼み、「ホイップつけますか」と聞かれて反射的にハイと答えたが、これ追加料金かかるやつか?と不安になった(無料サービスだった)。ホイップの乗ったカフェオレを啜りながらピラール・キンタナ『雌犬』を読む。雌犬は主人公に名前をつけられているのだが、地の文では一切その名が出てこず、ずっと「雌犬」「雌犬」と名指されていて不気味だった。1時間半くらい経って、大事件が起こりそうな気配が漂ってきたので本を閉じて店を出た。
帰宅して、陽が落ちたというのになぜかスイッチが入ってしまい年末やらなかった大掃除を始めた。大掃除といっても風呂掃除をいつもより丁寧に排水溝まで綺麗にするのと、洗面台、コンロ周りの拭き掃除をするだけ。あと窓の桟を軍手で乾拭きして溝にたまった埃と汚れを取り除いた。これは先月風邪ひいて病院に行った時、待合室のテレビでどきどきキャンプのサトミツが紹介していたテクニックで、指を使えるのでマツイ棒よりよっぽどやりやすい。ただ、外が暗いので桟がどれくらい綺麗になったのかよく見えなかった。