先週は忙しさが重なってサボりました。すみません。
今回は「編集脳が体験を邪魔する話」ってテーマで、参加してきた「雨上がりの神隠し」という謎解き公演について話そうかなと思います、はい。
感想を先に言うと「思ってたより悪くはなかった」ってとこですね。謎解きも面白いし、演出もところどころ結構好きな場所はあった。ストーリー展開のボリューム感も60分公演にちょうどマッチしてたと思います。
一方で、細部に目を向けちゃうとめちゃくちゃ脇が甘い感覚があり……表現やキャラ描写(ビジュアルの子ですね)とかが、「いや(その設定だとしたら)そう表現はしないだろ!」っていうポイントがいくつもあって、やきもきしながら時間を過ごしてた。
全然謎解きとしてご都合主義はあって良いんだよ。そこはいいんだけど、「生きている人間に見えない」表現をされると、なんだかな〜〜〜って思ってしまう。描きたいラフ画があって、大筋はいいけど構図が変なことに気付かないままやりたいこと先行で描き上げたような感じ。そこを手抜かれてる感覚があった(※制作者本人は勿論手抜いてる気はないと思います)ために、イマイチ没入できないまま駆け抜けましたね。
でも、こんなところ気にする人って本来は少ないんよな……とは思うんですよねぇ。人間は世界観と展開からエモさを主に感じがちなので。無用とまでは言わないけど、脚本を推敲してプラスされるのは本当にわずかな部分だけでコスパ悪いんよなぁ……って顔。
あ、あと。「謎解き公演で出来るエモっぽいやつ」の現状の天井はなーんとなく見えた気がした。思ったより高くなかったので、とりあえずもっと量産されて欲しいし誰かサクッとぶち破ってくれ〜〜〜という気持ちです。