モモが変化をくれる

わたし
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宮古島旅行記、下書きはあるんだけどいかんせんちょっと書く気になれない。

そんな時は無理せずに、書きたいものを書こうという気持ちに従って今これを書いている。

実は引っ越した。ワンルームの家から1LDKの家に。結構広くなった。快適だ。

それは全てモモを迎えることを決めたからなんだけれども(前の家はペット不可物件だったからペット可物件に引っ越す必要があった)なんというか、こう、モモを迎えることが決まってから物事が目まぐるしく変化していく感覚がしている。

勿論転職することはモモを迎えるという前から決まっていたことだけれど、住む環境が変わる、そしてモモが生活の中に来るということが、多分私の人生を川に例えるなら、清流の中に大きな石がじゃぽんと音を立てて入ってきて、水面が大きく揺れている。

今の家に引っ越してから自転車を使うようになった。自転車は好きだ。気軽に遠くに行けるし、いろんなところに足を運べる。徒歩だと遠いな、と諦めてしまうところを、自転車だったら躊躇なく行こう!と決めてペダルを踏むことができる。今まで、狭い生活圏内だったのが、ぎゅーんと大きく広がっていく感覚がした。

広い家に住もうと思った、それは間違いなくモモを迎えることがきっかけだったのだけれども、広い家に住めるのは私が転職を決めて年収が上がったからだし、自分が頑張ってきたことによってその選択肢を「選べる」ということが今更ながら嬉しかった。

私は10代の頃からずっと、一人でも生きていける力が欲しいと思っていた。結婚願望は昔からなかったし、どうせ結婚なんてひどいものだろうという、他人に対する諦めがあった(ここでは詳しく書かないが、この気持ちも今は変化している)。だから、自分一人で生きていける、稼いでいける力が欲しかったし、何があっても立ち上がれる強さが欲しかった。

今、その力はちょっとだけでも持っていると自負できる。

ただ今回の長いお休みの中で、立ち上がるためには自分の力だけでは無理で、家族や友人や知人、色んな人の力を借りた。彼、彼女が快く貸してくれたのは、ひとえに私が彼らと良好な関係を築ける人間だったからであろうし、私の人徳もあるし、そして何より彼・彼女たちの人格の良さもあるだろう。

ただ最終的にググッと立ち上がったのは、私の力だ。それは誇っていい。

新しい家に話を戻す。新しい家具を買った。テーブルがガラスと竹でできていて、透け感があってかわいい。椅子はソファーではなく、一人でゆったり座れる貝みたいな形のものだ。座り心地が良くて、これに座りながらyoutubeやアマプラを見るのが心地いい。ラグも大きいものを敷いた。ラグがあるって、すごい。それだけで雰囲気が変わる。

この暮らしはモモと暮らそうと思わなければ手に入らなかったものだ。モモが、私に変化をくれた。それがとてもありがたい。

(と、呑気に書いているのだけれど、これを書いている横でケージの中にいるモモがミャーミャー鳴いて暴れ散らかしている。ペットショップのお姉さんには、子猫は遊びすぎちゃうとよくない、そして鳴いて出してもらえると学習するといけないと言われたから、心を鬼にして無視している。)

モモ、あなたと共に生きるのは、もしかしたらとても大変かもしれない。

けれど、私も頑張るから、あなたもどうか楽しんで、十数年の命を私の元で全うしてほしい。

@uminosokokara
日常の備忘録。どこにも共有しないでください。静かな場所で静かに自分のためだけにこれを書いてます。