宮古島旅行記 1

わたし
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働き始める前に、リセットしたくなった。

京都旅行は楽しかったけれど、なんかこう、もっと、自然に触れたかった。上高地もいいな、と思ったけれど、私が調べているときはまだ開山前だったから結局諦めて、宮古島がいいんじゃないかという気持ちになり宮古島旅行の計画を立てた。

目的はダイビング。あと、浜辺でぼーっとする。小波の音を聞きながら、ただゆっくりと、何も考えずに海を見つめる時間が欲しいと思った。あとは、3年前に会ったユタさんにお礼を言いに行けたらいいなと思っていた。

他にも色々プライベートなことが動く中、気がつけば宮古島に行く前日になっていた。

本当は当日、早朝高速バスに乗って羽田空港まで行こうと思っていたのだけれど、如何せんとんでもなく早い便を取ってしまい高速バスが乗れない。ってことで、前日は羽田に近い変なホテルに泊まった。

受付に恐竜のロボットがいる。正直、これを見るために来た。かわいい〜〜〜。ラプトルだ。

ただ、正直言語を喋っているのは解釈違いなので、喋らないでほしかった。ギャスギャス鳴き声をあげるじゃん、恐竜って。そんな感じでこう、リアルな恐竜を見たかったんだけど、そりゃ受付だから話さないといけないよね…とちょっとしゅんとしてしまった。自分勝手だ。

部屋は至って普通だった。

翌日、早朝4:45発のバスに乗った。

むにゃむにゃしながらスマホの明かりをつけてカバンの中を整理していたら、後ろにいた外国観光客が小声で「彼女、ハリポタの呪文となえたね(英語)」とパートナーに囁いていた。

そうだよ〜Androidはハリポタの呪文が一部使えるんです。OK google, ルーモス!って言ってみてくれ。

運転手さんが「コロナ前はこの時間でも満員でしたよ。人が少なくなりましたね」って言ってた。そうなのかな〜。旅行好きな人たちってバンバン旅行に行ってるイメージだけど。まあでも確かに、腰が重くなったのはあると思う。みんな他の娯楽を見つけたのかね。

飛行機で羽田→那覇→宮古空港で宮古に到着。ささっとホテルに荷物を預けて、早速宮古島観光をしようとチャリを借りた。(このあと、私は電動自転車を借りなかったことを後悔することになる)

まず一番は、漲水御嶽。ここは数ある宮古島の御嶽の中でもオープンになっているところだと読んだ。宮古島に来れたことをお礼して、挨拶をした。

そのあとは、御嶽のすぐ近くにある宮古神社に参拝に行く。

ここでもご挨拶した。私、3年前にきたのって宮古神社だったっけな?こんなに立派だった気がしないんだけど。でも神社に参拝したことは覚えてる。はて、こんなにカラフルなとこだったっけ…(まあいいや)

今回の旅行が何事もなく、楽しい旅でありますようにとお願いした。海難事故とか遭いたくないからね。

そして時間があったので、ビーチに行きたいと思った。ビーチ、どこだろう。伊良部?来間?いや、どれも遠い。私は前回、往復30kmをチャリ漕いで宮古島を観光したので(頭がおかしい)、なぜか今回も自分の体力にかなり自信があり、近場(?)のビーチだったらチャリで行けるだろ!という気持ちでいた。

ホテルから車で18分くらいで、与那覇前浜ビーチに行ける。東洋一美しいと言われているビーチだ。前回は行けなかった。行きたい!徒歩だと二時間半くらい。

うん、チャリなら行けるっしょ!(なんで????)となり、私はチャリを漕いだ。一時間ちょっとくらい。緩やかな坂があったり、歩道があんまり整理されていなくて結構きつかった。あと、行く道で蛇の死骸があったりして驚いた。

まあでも、宮古島って自然が多いな〜〜〜って思いながら蝶々が飛んでいるのを横目にチャリを飛ばして、ビーチまで無事に到着した。

(ちなみにここでは写真はあげていないけれど、途中であったいくつかの御嶽に寄ってしまった。この時の私は、その場所があるなら挨拶したほうがいいのだろうか、と思って寄ってしまったのだけれど、のちに再会したユタさんに、御嶽にはあまり行かない方がいいよと言われた。反省……😭

神社仏閣とはまた違うものだし、人の色んな感情があってその場所にあるものだからあまり行かない方がいい、あと夜の海も近づかないで、と言われた。知らない間に怖い扉を開けかけていたことにヒエーッとなった。)

でも一つ覚えているのは、御嶽に入った瞬間、暑いのに体にさぶいぼが立ったこと。不思議な感覚だった。

与那覇前浜ビーチ到着!綺麗!ほんとに綺麗!

テンションが上がり、ビーチパラソルを借りて、おまけにシュノーケリングもできたからシュノーケリングもした。

ベストスポットではないのでちゃぷちゃぷ浮きながら下を見ているだけなのだけれど、魚も珊瑚も綺麗だし、なにより波を日が照らして、海底の白砂が波に揺れてキラキラと光っているのが本当に綺麗。

シュノーケリングを終えたあとは、暫くずっと、海の中を歩いてた。

白い砂が、私が歩くたびに海底から舞い上がって、また底に落ちていく。波打つ水に底にある砂がやさしく抉られて、段になっているのが自然の美、という感じだった。とても綺麗だった。

ほんとに気持ちかった〜。あまりにも綺麗すぎて、美しすぎて涙が出た。泣きながら泳いだ。海から上がったあとは、パラソルの下でしばらく海をみていた。

そんで帰りはまた8kmチャリで走らんといかん。

チャリに跨ったら、シュノーケリング受付のお姉さんがこちらまで歩いてきて「お姉さんチャリで来たの?どこから?」と聞かれたので、パイナガマビーチ近くのホテルからです…って言ったら

「遠いわ、疲れるだろうからゆっくり無理せず帰ってね」

と苦笑された。優しい。そらみんなレンタカー借りますよな…(前回の宮古島旅行でも往復30kmチャリを漕いだ人)

帰り、ホテル近くにあった雑貨屋さんに寄った。

宮古ブルーからインスピレーションを受けた焼き物やレジンが!!かわいい。かわいかったのでコースターを購入した。センスあるなぁ。

そしてそこでフローズンマンゴーがあったので食べた。宮古島産のマンゴー美味しい。

ご飯は宮古島の居酒屋にしようかな〜とポチポチ検索してたら、レバーパテが美味しかったというイタリアンのお店をみつけ誘惑に負ける。レバーパテ大好き人間だから。

ここでもマンゴーを頼む。美味しい。

レバーパテがとんでもなくおいしかった!なにこれ!美味しい!ニンニクもきいてて美味しい。レシピ欲しい。

アンチョビピザも美味しい。お腹いっぱいだったけど頑張って食べた。野菜美味しい。

デザート頼まないでもいいかな…と思ってたらカッサラータがあるって!!そりゃ!!頼むわ!!ということで頼んだ。

美味しい!

お腹いっぱいだった。ここはまた来たいなあ〜。ダイビング前日だったからお酒は控えたんだけど、ここの店主さんはワインにすごく思い入れがあるみたいだから、今度行くときはワインも頼みたい。

明日からはダイビングができるんだ〜とワクワクしながら寝た。1日目はこれで終わり。

@uminosokokara
日常の備忘録。どこにも共有しないでください。静かな場所で静かに自分のためだけにこれを書いてます。