(こっそり)京都、見えざるもの、神社仏閣巡りRTA一日目

わたし
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一泊二日の京都旅行で、いろんな神社仏閣を回れた。色んな空気を体感できたし、思いこみだけれど不思議なこともあった。友人ともたくさん話せた。

自分用の備忘録として、安井金比羅宮に行った後の神社仏閣巡りRTAをここに残しておく。

諸注意だが少しだけ、俗にいう「見えない世界」にも触れているから、そういうものが怖い、苦手、気持ち悪いと思った、何の因果かこのページに辿り着いたインターネットの迷い子はブラウザバックをしてほしい(同行した友人がそもそも視える人なので、自ずとそういった話も普通に出てくる)。ちなみに私は変な新興宗教にはハマっていないし、陰謀論にもハマっていないし、統合失調症でもない。

文章を読み返していて、上記のような注意書きを書いてしまうのは、どうしても「気持ち悪い」とか「病気か?」とか「胡散臭い」と他人に思われるのが嫌なんだと思う、私が。

でも、話す人を慎重に慎重に選ばないと「気が狂ってる」とか「スピリチュアルw」って言われるものなんだよな、ということもちゃんと胸に留めておこうと思う。

実際胡散臭い人はたくさんいるしなあ。今まで出会ってきた視える人たちからは、不思議と胡散臭さは感じなかったから、私は本当に幸運なんだと思う。変な宗教にも誘われないし、お金も取られないし、勧誘もされないし。

一日目のスケジュールは

安井金比羅宮→八坂神社→三十三間堂→下鴨神社→錦天満宮 だ。

安井金比羅宮に行った後、八坂神社へと向かった。祇園さんと呼ばれ、京都でも多くの人に信仰されている。街の中にで〜〜〜〜んと鎮座している、とても広い神社だ。

私が入ったのは正門じゃなかったみたいだ。ごめんなさい(でもしょうがない)。入った瞬間、「あ、この神社好きだ!」って思える空気が漂っていた。大きな力で守られている感じ。八坂神社は夜も参拝ができるらしく、夜に来てもとても素敵だろうなと思った。

八坂神社は合流予定の友人が一番大好きな神社だ。

友人はよく「牛頭天王に会いに八坂神社に行く」と楽しそうに話してくれて、その様子をよく教えてくれる。彼女は、所謂霊的なものが小さな頃から見えてしまうタイプで、悪いものを弾く、魔の領域に強い八坂神社がとても好きらしい。

蛇足だが、「目に見えないもの」を見るのはラジオの周波数を合わせるようなものだと友人は言う。

京都の友人曰く、霊的なものを視るチャンネルと、神仏を感じるチャンネルは違うらしい。

彼女は20代から自分で訓練?というか、四苦八苦しながらも頑張っていたら、今は霊的なものはあまり視ないようにそっち側のチャンネルを閉じることが出来るらしい。視えるのも大変なんだなと思った。

私も幽霊を見たことはある。忘れもしない学生の頃、友人の家に五人くらいで遊びに行った。その中に一人、霊感の強い女の子がいて、彼女はよく心霊体験を私たちに話していた。そうか、視える子なんだな〜〜くらいの気持ちで私は受け止めていた。

招待してくれた子がリビングに案内してくれたとき、ふと、私と霊感のある子の前をスーーっと半透明の女性が通って消えていった。

私はその女性を目で追っていて、あれ、幽霊…?いやまさかね、と思って友人の方へ顔を向けたら、霊感のある友人が私と同じ方向を凝視していて、極め付けに「この部屋幽霊いるじゃん」と言った。まじか〜〜〜見ちゃったよ〜〜〜〜〜

霊感が強い人と一緒にいると自分も視えるようになるってやつ、あれマジだわ!!!!と思った体験だった。

ちなみに私は、前の前の家で何度か幽霊?か何かに体を乗っ取られたことがある。多分憑かれやすい体質なんだと思う。

ちなみに現在は特に何も見えない。嫌な直感が結構当たるのと、不思議なことがたまにあるくらいだ(ほぼ会ってない父親が亡くなった日、自転車を走らせていたら自転車についている鈴が真っ二つに割れたとか)。

話を京都の八坂神社に戻そう。

京都の友人に、神仏とはどうやったら会話ができるの?と聞いたことがある。友人は、「頭の中で話しかけるといいよ」と言ってくれた。

大金も必要ないし、変な水晶も札もいらない。神社仏閣に足を運んだとき、世間話も自分のことも、たくさん話してみると良いと言ってくれた。彼女とこういう話をする際に時折彼女が口にする「信じるだけなら誰にも迷惑をかけないからって思いながら私はやってるよ」という言葉が私は好きだ。

「八坂神社の牛頭天王はね、頬杖をつきながら話を聞いている、ってイメージなんだよね。面白い人が好きみたい。優しい神様だよ〜」と友人が言っていたので、私はこの、会話できるかもわからない牛頭天王を笑わせたかった。

本殿の前に立った時、最初の挨拶が肝心だと思ってサンシャイン池崎の勢いで大声で(心の中で)、だけどめっちゃ丁寧に心の中で挨拶した。さながら武士の如く。

そして参拝をした。

名前を名乗って、現状を話して、世間話もして。今後やっていきたいな、と思っていることも、漠然としているけれど可能な限り整理して話した。

それで、もし良かったらおみくじを引くので私とお話ししてください!アドバイスをください!と言って社務所へ行きおみくじを引いた。半吉が出た。

半吉って初めて見た!レアじゃない!?レアだ!!ちなみに浅草寺では、半吉が出るのはめっちゃ珍しい(らしい)。

嬉しかったのと書かれてる和歌が素敵すぎて牛頭天王ォーーーーーッ!!!!って思った。というか心の中で叫んだ。素敵な言葉をもらえて嬉しくて、友人にラインを送ったら友人も喜んでいて、「せっかくなら祈祷してもらったら?」と言われた。

そういえば、太鼓の音が聞こえる。祝詞も聞こえてくる。そうだよな、祈祷、してもらいたいかも…と思い、受付所まで足を運んだ。受付の人は冷たかったけど、なんとか申し込みをして、祈祷をしてもらった。

めちゃくちゃどうでも良いことなんだけれど、私は神主さんが祝詞を詠む声?読み方?が好きだ。なんともいえない良さがある。心を澄まさないと何を言ってるかわからん感じも好きだ。知らんけど。

祈祷が終わった後、ホワホワしながらも末社を巡ったり、また本殿近くを歩いたり、恵比寿さんがいるところへ参拝に行ったりしていた。

友達が来る5分前に、「引かなくても良いかな」と思っていた恋みくじもふと引いてみたくなった。流石にもうこの歳で引くのはいらんやろ、なんて思ってはいたのだが、そう思うとそれはそれで寂しい気がするな、せっかく牛頭天王と話ができるならしてみたいな、と思った。

「恋みくじも引いてみるのでよかったらご助言ください」って心の中で言ったら、今度は大吉が出た。

牛頭天王ォーーーーーッ!!!!って思った。

ちなみに、以前日記で書いた、「おみくじ引きすぎワロタ」と私に言ってきたのはこの京都の友人だ。

その後友人から連絡があり、合流ができた。

友人「⚪︎⚪︎さん(私)、なんか面白いこと喋ってた?」

私「え、なんで?」

友人「いや、牛頭天王がゲラゲラ笑ってたから。《おまえ(友人のこと)、これまたすごい奴(私)を連れてきたな〜!》って感じで笑ってたんだよね」

どうやら笑わせることができたらしい。よっしゃ〜〜(ガッツポーズ)と満足し、友人とご飯を食べた。抹茶そばがとても美味しい。

そのあとは三十三間堂へ行った。

ここは写真が撮れなかったから写真がない。でも大好きな場所。

目が合う観音様と、合わない観音様がいる。

一人の観音様と目があった時、「親を大事にしなさい」と言われたような気がした。あ、はい…と思わず頷いてしまった。

それと、一人の観音様の耳の下?あたりがゆらゆらと風もないのに揺れていて、ピアス?イヤリング?と思って友達を呼ぼうとしたらぴたりと揺れていたものが揺れなくなった。

あれ?と思ってじ〜〜〜っと見つめたら、ピアスでもイヤリングでもない。ただ影がそこにあるだけだった。

でもじゃあ、何で揺れてたんだろう?蝋燭もない、風もないのに。

不思議だなあ〜と思って友人に話したら「そういうのは大事にしておきな。自分で見たもの感じたものを信じたらいいよ」と言ってくれた。こういう時、こういう体験を素直に話せる友人がいるのはありがたいなあと思った。

次は下鴨神社。

神様と遠い感じがした。

結構遠くまで来たのに文句言うのもなんか違うな…と思いつつも、感じた感覚を友人と共有したくて、「なんかちょっと、神様と遠い感じがしたなあ」と呟いたら、友人も同意してくれた。「そうだよね。伊勢神宮をめっっっっっっっちゃ薄めた感じ」って言葉が返ってきて、その表現がぴったりすぎた。それそれそれ〜〜〜〜!ってなった。

心なしか、おみくじもあまり会話できている感じがしなかった。

ただ、おみくじに書いてあった「天才と狂人は紙一重」と「世間知らずの高枕〜とにかく机の前に座ろう〜」はそっすね!ってなった。学ぶことが多い。

ちょっと疲れたので、カフェ、リプトンで甘いもの食べようぜ、となった。

美味しい。甘かった。京都ってなんでこんなに甘味処が美味しいものばっかなの。好き。

そのあとは友人おすすめのかわいい(本当にかわいい)雑貨屋さんに行った。何もかも良かった。

んで、もう神社参拝はこの時間はできないかな〜?って時間だったんだけど、友人から「え、この近くに参拝できる神社あるよ!しかも雰囲気いいよ!」とおすすめされ、足を運んだのが錦天満宮。

ちっこくて優しい。商店街の中にある素敵な神社だった。友人曰く、「いろんな神様がいるんだけどみんなめちゃくちゃ優しいんだよ〜。参拝してる人一人一人を神様がちゃんとお顔を見ようとするの」と言っていて、そんなの優しすぎて泣いちゃうじゃん、と思った。

一日目はこれにて終了。たくさん歩いた〜〜〜〜!

@uminosokokara
日常の備忘録。どこにも共有しないでください。静かな場所で静かに自分のためだけにこれを書いてます。