今年の9月、メンタルクリニックに通っていた。理由は、運営として関わっていたイベントが終わったことで燃え尽き症候群になったからだった。
イベントが終わって人生を見直したときに「自分って人生における大きな目標って無いな」と気づいてしまった。
燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)とは
それまでモチベーションを高く保っていた人が、突然やる気を失ってしまう症状。 努力に見合った結果が出なかった場合や、逆に大きな目標を達成したことで打ち込めるものがなくなり、何もやる気が起きなくなってしまう場合もある。
メンタルクリニックでADHDという診断も得たけど、なんとなくそうだと思っていたので驚きはなかった。
そんなときに趣味になったのがサウナだった
きっかけは初めて好きになったVTuberのサウナレポ動画を見たことだった。「サウナ(ととのい)ってそんなにいいものなのか」と興味を持ち、近所の温浴施設で初めて水風呂に肩まで浸かってみた。そのとき水風呂に入れたのは10秒程度。
はじめての水風呂は全然整わなかった。
でもどうしても「ととのう」を実感してみたくてまたサウナに行った。2回目で今度は水風呂に1分程度入って、はじめて「ととのう」を実感できた。
「ネガティブを潰すのはポジティブではない、没頭だ」
芸人のオードリー若林さん著書のエッセイ、『社会人大学人見知り学部 卒業見込』という本の中の一節らしい。私もサウナに没頭することでそれまでの憂鬱が嘘のように晴れた。
メンタルクリニックで処方された薬は捨てた。
サウナのいいところ
頭を空っぽにできる。暑い、寒い、心地よいといったように感覚の世界になっていくのと、デジタルデトックスができるおかげで何も考えなくて済むようになる。
肌がきれいになった。何をやってもだめだった毛穴の黒ずみが改善した。肌ももちもちになって思わず触ってみたくなる。
外に出るのが楽しくなった。いつもと違う街に行ってその土地のサウナを調べて行くのはワクワクしかない。どのサウナも土地柄が出ていて面白い。
サウナのよくないところ
健康によくないかもしれない。健康によい/よくないは諸説あるけど私はどちらかというと、よくないと思っている。だから無理に人に勧めはしない。
理想のサウナ
パーソナルスペースが保たれる
水風呂がある
外気浴ができる
牛乳が置いてある
これが全部揃ってるところは少ない。
好きなサウナ施設
渋谷SAUNAS
サ道のタナカカツキ氏が総合プロデュースしているサウナ。全部で9つのサウナがある。外気浴スペースはちょっとした公園のような雰囲気。外気浴スペースにデトックスウォーターやカモミールティーなどが置いてあるのが嬉しい。
クアパレス藤
銭湯デザイナーで有名な今井健太郎氏がデザインしている銭湯。美しいデザインが楽しめ、外気浴スペースもある。いつ行っても混んでないのが良い。
東京浴場
友人からおすすめしてもらった銭湯。電話ボックス型の個室サウナと、樽の水風呂が特徴。サウナのアロマが3種類から選べる。漫画がたくさん置いてあって、「頭文字D」を読んだ。ヒロイン、パパ活女子なのか…。
みやこ湯
ドラマ「サ道」のロケ地になった銭湯。入り口から男女が別れていて番台がある昔ながらの銭湯。常連さんに愛されていてゆっくりくつろげる。
巣鴨湯
浴室の床が畳になっていて肌触りが良い。飲み物が充実していたり、ボディードライヤーがあったりと随所にこだわりを感じる。