いつもの日記と雰囲気が異なりますが、こちらはOtaku Social Advent Calendar 2023の参加記事です。
※記事内で、おたそーリレーサービス、オリックス・バファローズ公式サイト掲載の画像を引用しています。
※敬称略
✎ごあいさつ
はじめまして。こんにちは。umoと申します。
別の場所では新巻鮭と呼ばれています。
由来は明日Bluesky Advent Calendar 2023にて公開いたしますが(宣伝)
オールジャンルWEBイベント『Booknook』主催を務めており、自身もオリジナル・二次問わずに創作活動を行っています。ここ2年は5月と11月の最終日曜に年2回定期的に開催をしてきましたがpictSQUAREの情報漏洩の影響を多分に受けて、現時点では別のオンラインWEBサービスに場所を移しての1000人↑参加規模のイベントを行えるノウハウがないために来年以降は充電期間としながら、同人活動の出納帳アプリの企画・開発など創作活動コミュニティ運営をしていく予定です。
趣味が多く、そのカテゴリも多義に渡りますが、特に野球観戦は自分を語るうえでは外せない要素で、四半世紀以上に渡るNPB(いわゆる日本のプロ野球)のファン。ここ数年は特に熱心にオリックス・バファローズを応援しています。なので、しずかなインターネットはじめ各種WEBサービスのアイコン画像でも球場メニューのヘルメットアイスの容器を被せたくまの貯金箱の画像、タイトルの「オリ達」は選手含めたオリックスファンの自称共通センテンスみたいなものです。
おたそーは最初「壁ドン」その後「まにあきー」「FavCalc」にそれぞれアカウントを作らせていただいて、特に春先、まにあきーのタイムラインや野球チャンネルにいることが多かったのですが初夏にMastodonのホスティングサービスで自分ひとり用のサーバーを借りて以降は、主にそちらからおたそーリレーサービスを介してお世話になっています。
こちらのBlue&.Redというサーバーです。大好きなオクトパストラベラーというスクエア・エニックスのゲームのオルベリクとプリムロゼの公式小説バディが好きで、ふたりのイメージカラーをサーバー名とアクセントカラーに採用しています。
ここで近況や同人活動の報告に使用しつつ、グローバルタイムラインで流れてくる他サーバーの方の投稿を時折眺めて楽しんでいます。Misskeyだと他には隠れ家にいて、こちらは鍵アカウントのような運用をして、SNS全般通すと最近はBlueskyとstate、こちらのしずかなインターネットを主に使用しています。
✎分散SNSの話と記事執筆の動機
イーロン・マスクによる旧Twitterの買収に思うところがあって昨年末頃から別のSNSを探す中で分散SNS及びActivityPubに興味を持ち2023年は色々と新興SNSを試した時期でしたが、まにあきーにアカウントを作ったのが、ちょうどWBCやオープン戦、開幕の時期でしたので野球チャンネルの存在……そこに常駐していた方たちとの他球団ファンながら温かく応援し合える雰囲気に居場所を見つけられた感じがとても嬉しかったです。二次創作を嗜む身として作品を公開する際にSNSでは自我を排除してほしいという声に悩んできました。自分としてはゲームやマンガやアニメと同じ趣味のカテゴリのひとつでありそれらと同様に愛しているものなのですが、好きなものを堂々と好きだと言えない風潮に気押されてか、あまり旧Twitterの公開アカウントで野球について一元で話すことはありませんでした。
ところが
分散SNSでオリックス公式のファンサがいかにトンチキであり、且つ、俺たち寄り(主語クソデカおたく)であるかを力説していたら、面白がってくれる方がちらほら現れました。それに調子に乗って地道な布教活動を行っていたら「ン?何か面白いことやっとるな?」と興味を持ってタイムライン上で話題に参加してくださったりと中々充実した推し活が出来たので2023年の分散SNSの思い出とともに、オリックス・バファローズはいいぞ!沼にハマるなら今だぞ!という記事を書くに至りました。
しかし、ここはおたそーのために公開する記事ですのでオリックスの話はしますが野球の話ではなく敢えて自分にとってのおたくコンテンツのひとつとして消費します。スポーツのトピックとしてではなくオリックス・バファローズという何かをまず一緒に楽しんでくれたら嬉しいし、そしてわたし自身が「ミーハー上等、永遠の野球にわか」を公言する新規ファンウェルカムどんどん軽率に好きになってくれ派でもありますので!
だって正直WBCとかの国際大会で国民の行事であるかの如くトレンドを圧巻したって興味ないひとには全く楽しめないじゃないですか……。
✎そもそも、オリックス・バファローズってなんなん?
いきなり丸投げ。ちなみに開くと表示される山本由伸投手はポスティングという入札制度を使いメジャーリーグに挑戦するため退団します更新してくれ……(イヤダイヤダ行かないで!でも海の向こうで活躍する姿も見たいファンの複雑な心理!)
ちなみにこの山本由伸投手と頓宮捕手兼内野手は実家が隣同士の幼馴染という商業BLのような関係性である。わたしの妄想ではない。
他にも若月、移籍してきた森友哉、同じく移籍してきた石川亮の3人は同じ年の捕手であり、ポジションの被るライバル且つチームメイトでありかつて同じ年に高校野球の頂点を目指していたという少年マンガ的な関係性である。これもわたしの妄想ではない。
✎しかしファンの数は多くはない
関西の球団なんですよ……そう、今年セ・リーグは阪神が優勝してファンが道頓堀に飛び込むかどうかってニュースもありましたけれどオリックス優勝当日の道頓堀のライブカメラ見たら何もなくて……抱き合ってる一般人カップルとかが映る始末。そもそも道頓堀に飛び込むほうがおかしいっちゃおかしいのですが、地元関西では圧倒的に阪神ファンが多くホームの地でアウェー感と地元のファンが口を揃えて話すほど。では地元が期待できないオリックスファンはどの都道府県に多いのかといえばなんと群馬県が1位らしい。それでも県内野球ファンの比率で9.7%しかいません
※9.7%で検索すると当時のニュース画像も調べられますが出典が曖昧なのでここでは引用しません
✎分散SNSに見た、かつての推し活状況
そもそもオリックス・バファローズはオリックスブルーウェーブと近鉄バファローズが合併して、ひとつの球団になりました。正確に言えば、東北楽天イーグルスが設立されたために当時の選手たちは分散したわけですが、ただし、わたしがここで語るのはチーム解体の話ではなく、ファン主体の雰囲気についてです。
わたしは合併以前、オリックスブルーウェーブのファンでした。さらに言えばセ・リーグの広島東洋カープも同じくらいの熱量か、もしかするとそちらのほうを熱心に応援していた時期もありましたが、オリックスについては阪神・淡路大震災の翌年翌々年あたり「がんばろうKOBE」のスローガンのもとに復興応援を始めたくらいからぼんやりと贔屓球団であることを自覚したのですが、完全に沼落ちしたきっかけは現2軍監督の小林宏投手の存在でした。当時、大活躍していたイチロー選手がメジャーリーグでプレイすることが決まり「イチローがいなくなったあとにオリックスのファンになるやつとかいるのか」という心無い声をよく耳にしましたね、アメトーーークのオリックス芸人回でも言われておりましたが(わたしだ)
さらに言うと実はそこから26年、優勝から遠ざかり……そう、今年のリーグ3連覇までわたしは一度もオリックスの優勝は味わったことがありませんでした。長い暗黒時代。なので、ここ数年のオリックス強いの世間の声をいまだに信じられておりません。自分にとっては万年Bクラス、自分の住む関東で得られる情報の発信源はほぼプロ野球ニュースのみなのに勝った試合も相手球団にフォーカスされたりダイジェストで終わる不遇さを自虐的に茶化したりしていたくらいでした。
そのオリックスですが2004年に近鉄との合併でいまの『オリックス・バファローズ』という新球団に変わり、つまり突然、近鉄ファンとオリックスファンはいままで敵とも言える間柄だったのに仲よく同じ球団を応援する同士になった否ならざるをえなくなったのですが、この頃の、まだひとつの球団になりきれていないちょっとよそよそしい雰囲気と、でも我々は同じ境遇を味わったものたちでそれぞれの前身球団や選手を応援していて野球好きという共通項があるから楽しくやっていきたいんだよねーっていう、これから新たな居場所を模索していこうという感じが、なんとなく、推しているジャンルが違えど小さい汎用サーバーの中で自分のアカウントやタイムラインで話題を共有している雰囲気と重なる部分もあって、なんとも懐かしい感情を味わっていました。その後、旧Twitterの仕様変更のたびに流入してくるひとのタイミングやノリなどローカルタイムラインの雰囲気が変わるなど色んなことがありましたが、おたそーに関わるひとが増えて、みんなでもりかぷさんやおたそーを盛り上げていこう!応援していこう!というチームっぽさの中に自分が加われたのは改めて貴重な経験で、いいタイミングで各サーバーに飛び込んで良かったと思っています。特に活動配信を含めた、まにあきーのロゴ決定やもりかぷさん祭り、おたそーロードショーの起立をリアルタイムで体験出来たのは楽しい思い出になりました。FavCalkについてはサービス終了となり、とても残念だし、自分も上手く運用ができてなかった申し訳なさも伴いますが、これからも時折、各サーバーを覗いたり、おたそーリレーに参加する小さなおひとりサーバーのアカウントを利用するものとして、おたそーと楽しく関わっていきたいです。
さて、後半は真面目な話が続きましたが他の方の記事で推しの布教で締める流れがとても楽しかったので例に漏れず自分も便乗しようと思います!
ちなみにサラッと言うと生まれて始めての現実の推しの死を体験したのもオリックス。これからを期待していた小瀬選手が2010年のキャンプ中に亡くなりその事実を長らく受け入れられずにいましたが、彼と親しかった(後に他の球団へ移籍)大引選手がヤクルト優勝のビールかけの際に小瀬のユニフォームを着てセレモニーに出てくれた姿を見た時にようやくストンと「あー、もう応援できないんだなー」と理解したのを覚えています。そして長らくオリックスで空きになっていた小瀬の背番号をようやく3年前に佐野皓大選手が引き継ぎました。偶然なことですが佐野は小瀬と誕生日が一緒なんだそうです。登場曲の『電光石火』(THE BLUE HEARTS)を命日に聴くひとは他にもいるはず。あんまりサラッとでもなかった!
ちなみに伊坂幸太郎の『重力ピエロ』に影響され「本当に深刻なことは陽気に伝えるべき」というセリフはいまやわたしのポリシーでもあります。とてもいいシーンなので機会があったら読んでみて下さい。
さて今度こそ大好きなオリックス・バファローズの今を愉快に紹介します。ひとつひとつ書こうと思いましたが長くなるので箇条書きにします。
✎おたく(自分)と親和性が高い
・アニメ好きを公言している若月捕手はデレステさえはんの声優立花理香の夫でありプリコネのCMのセリフ「ヤバいわよ!」がミーム化した上に試合中に若月が活躍すると「これはプリンセスフォーム」の投稿とともに並び、記事の見出しでも使われる。ちなみに球団のスポンサードコラボマスコットのポンタ派生バファローズポンタの妹プティポンタの声優も立花理香である。
・田嶋投手(最推し)は入団当初からCDを積み握手会に参加したこともある坂道ファンだと公言している。物静かでポーカーフェイスだが欅坂46の番組に出演した際には突然饒舌になりファンの度肝を抜く。アニメに影響を受けることも多く、映画でハマった年の登場曲はBORUTOの主題歌、オフシーズンはゆる△キャンの影響を受け趣味でソロキャンプを楽しむなど、七色の変化球を使う左腕ドラフト1位指名投手としてでなく、おたくエリートの素養も見せてくる。基本マウンド上で感情を失っているが然りげ無くガッツポーズしたり球団公式インスタグラムのハイタッチリール動画でカメラに向かって「やったぁ」(棒読み)と突然ことばを発したりするためにファンの心臓が持たない。自宅好き読書家ミニマリストで球団の中に共に食事に行ったりする友人のような選手はいないが地元栃木に親友がいるらしい。球団公式サイト内のファン限定有料動画配信スタンドBPB(バファローズプレミアムボックス)には滅多に登場しないし優勝特番やビールかけで行方不明になりウォーリー並みに見つけるのが困難である。
・何故か球団公式のカップリングタグ?がある。複数ある。宮城と紅林の #みやくれ など。
✎グッズがスタイリッシュ
・日常使いに耐えられるシンプルなロゴのみのデザインやストリートファッションブランドとのコラボアイテムなどです。
・そもそもファンが少ないのであまり気付かれないが……。
✎応援のタオルダンスが楽しい
・なのでグッズのタオルの商品展開がすごい
使い道よ
✎ファンサの方向性がおかしい
・球場選手プロデュースメニュー、T-岡田選手の「ミルクティー岡田」(?)
・頓宮選手の応援グッズ、トングが発売される
・ファン感謝デーで山崎颯投手が三角巾と裸エプロンで「吹田の主婦」を名乗りキャラが定着、翌年は宇田川投手も女装し「芦屋のマダム」となる。ふたりが登板するときは「パートタイム」「シフト」などと言われる
・ふたりと継投しただけのキャラ無関係な本田投手が「ママ友」と呼ばれだす
・なにわ男子の藤原丈一郎くんがオリックスファンを公言しており、テレビなどで紹介したお陰で女性ファンが急増。完全に乗っかる方向で728(なにわ)のユニフォーム背番号圧着サービスが流行り、球団のイヤーブックでは選手よりも増ページで巻頭グラビアとインタビューが掲載される
・自宅からじゃがいもを持参するとチケットが割引になる『じゃがいもデー』開催
・選手に告知でナマステ!と言わせカレー屋台が並ぶインドデー
・ペットを連れて観戦できるわんニャンデー。かつては試合後のグラウンドにも入れたが粗相してしまい芝が痛み以降はグラウンド内の立ち入りイベントは中止に。
・ファンが少なすぎてこどもにゲームボーイソフトを配っていた時代があったとオリックス芸人談
・地球柄、宇宙柄、チェック柄(通称パジャマ)、アニマル柄、桜柄などのトンチキイベントユニフォーム配布デー
・ファンクラブに入会すると宮崎牛が貰える謎プラン、そもそもペットのファンクラブ加入プランまである
・アクスタが充実。育成を含めた全選手だけでなくマスコット、監督、コーチ陣、チアの物まで出る上に完全受注生産。さらにクソデカサイズ版も出た……
※右が普通のサイズ、でっけぇ……
・優勝年のファン感謝デーで、さぞ特別なセレモニーが行われると思いきや、何故か球団マスコットのバファローベルがエビフライをキャッチするゲームが配信される
・さらに逆転裁判のパロディ寸劇が繰り広げられる(どうして……)
・オールスター当日「セミを食べてそうな選手は?」という謎の選手間投票企画の動画が配信
・さらに2年連続で今年は「宇宙人にさらわれそうな選手は?」という謎動画が配信
・女性ファンはオリ姫と呼ぶ、オリ姫デーの力の入れようが毎年すごい。乙女ゲーのような動画が公式YouTubeチャンネルで配信される他、ファン投票上位選手のグッズ展開や公式写真集という名の薄い本がシーズン中に出る。今年のテーマはアイドルでした。Cute&Coolだそうで……。
※現役野球選手のシーズン中に撮影されたものです、意味がわからん……
・大阪『夏の陣』という毎年恒例イベントの企画ポスターも毎度すごい。今年はM-1グランプリ風だけど「キングオブコンビ」
※これもシーズン中に撮影。コンビ名が秀逸!
まだまだ書きたいこと沢山あるけど長くなりすぎてしまう……!
✎こんな有り様なので
負け負けの3年前までは「試合結果以外最高の球団」なんて言われていたけど、ようやく連覇を達成するほどの強いチームになりました……
嘘みたい!
弱くても強くてもいつでもいまのオリックス・バファローズが大好きなので、興味を持ってくれたり一緒に応援してくれる方がいたら嬉しいです。
他にも観劇、ドラマ、ドラクエウォーク、チェーン店巡り、ゆるいポイ活などなど好きなこと沢山雑多なおたくなのですが、よかったら色んなWEBサービスに生息しておりますので是非とも仲良くしてやって下さい。
We wish you a Merry Christmas,
And a Happy New Year.
2023/12/21