散る散る充ちる Where is the blue bird?

umo
·

Yo. みんなブルスコしてるかい?

こちらBluesky Advent Calendar 2023の記事をスンゲー焦って執筆状態.

Blueskyでは新巻鮭を名乗るumoと申します。

はじめまして、こんにちはー。

Blueskyのプロフィールでは鮮魚主婦を騙っておりますが企業SNSの運営や広告商材制作の仕事をスーパー地域密着で細々とやりつつ同人誌関連のデザインやWEB即売会『Booknook』を主催するフリーのイベンターでオリックスファンのおたくです。年の差のある2児の親でもあります。

Blueskyでは話題を創作活動や推しジャンルには限定せず好きなことを雑多にPostする「すか廃」です。

この日まで記事を公開して下さった方々に甘え、分散SNS・Blueskyの説明は割愛しますが自分が2023/12/22現時点で何故Blueskyを本命SNSに選択するに至ったかと、思い出などを記します。あくまでもわたしの出来事なので読んでくださる皆さんと記憶違いなどがあるかもしれませんが、どうかご容赦を。

✎Blueskyに来た日

2023-04-13 15:29:42.039

これがumo.bsky.socialの誕生の瞬間!

わたしはBluesky20062番目のアカウントです。

旧Twitterはオフ交流のある知人と繋がるための鍵アカウントを主に使用しながら、そことはほぼ切り離した二次創作の壁打ちアカウントで誰かと関わることも少なく推しへの感情と妄想を掘り下げたり作品を公開したり同人活動の告知ばかりを淡々としていました。昨年11月頃にイーロン・マスクが旧Twitterにて不穏な動きを見せ始めたのをキッカケに、密かに「Twitterやめてーな」とMastodon(Pawoo)にアカウントを用意し移住計画を目論むもグローバルタイムラインに流れてきた海外アカウント発のやべぇ児ポに戦慄して(ここは無理だ……)と早々敗北感を覚えネット検索をしているうちMisskeyに辿り着きました。

分散型SNSについて調べているうちにジャックが創立する新たなプロトコルのSNSがβ公開されてテストユーザーを募集しているという記事を発見しメールアドレスを登録し順番待ちの列に並んだのですが一向に連絡が来ることなくそんなことをしているうちに旧Twitterでインプレッションの公開が始まったのが決め手になり再度Fediverseの門戸を叩いたのでした。

2月にMisskeyでアカウントを作ったのちに何やかやあって個人サイトとドメイン取得が流行り、ホストドン(Mastodonのホスティングサービス)借りればおひとりサーバーいけるんじゃね?と古のおたく時代にgeocitiesで個人サイトを作って遊んでいた頃の記憶を総動員して作ったのがおひとりサーバー『Blue&.Red』です。

※二次創作男女CPがコンセプトになっていますので苦手な方はご注意を

こちらは今でも稼働中。

そうこう遊んでいるうちにMisskeyのフォロワーさんからBlueskyの様子を聞きました。

Mastodonのあるサーバー管理人さんがβテスト公開中のBluesky招待コードを配布しているよと教えてもらい、デジタルかめランドの管理人ShortyさんにMisskey経由でアクションを取ってお譲りして頂いたのでした。

✎罪のない新巻鮭

現在はシンプルに新巻鮭を名乗っていますが当初Blueskyにアカウントを作ったときには罪のない新巻鮭というアカウントで、いらすとやの鮭イラストをアイコンにしていました。みふねたかし氏は偉大。

半ば冗談半ば本気で「いつか来るかもしれない“いらすとやアイコンにしている人をフォローするアカウント”が現れるときのため」とそうしていましたが実際には噂でβサーバーは公式公開後となれば破壊されるのでいま使用しているアカウントも爆破されるかもしれないとか、分散が始まれば新たなサーバーにユーザーが振り分けられ使い続けられないと聞いていたので、なるべく得体の知れない存在でいようと考えていたからでしたが、何故か新巻鮭のまま多くの日本人話者の方にすんなりと受け入れられてしまい、挙げ句、気軽に鮭さんとみなさんが呼んでくださるようになった今では、むしろ創作の名義であるumoと並べて、新巻鮭の名前も掲載するようにまでなりました。結果的に爆破はされない?ようですが、サービスの継続についての保障はないですよね。それはもう旧Twitterでも学んできましたしね。

ちなみに『罪のない新巻鮭』なるフレーズ自体の歴史は長く10年近く前に旧Twitterのフォロワーと「ビジュアルっぽい諢名が欲しいよね」と話していた際に、ちょうどタイムラインで古の同人便箋がトピックとして盛り上がっていたので「私の罪は許されないというセリフとともに荒縄で縛られ羽根を散らされている鮭」をイメージした結果、罪のない新巻鮭が生まれたのです。

✎ブルスコ?モルスァ!

わたしがアカウントを作った4月半ばのBlueskyというとまず公式クライアントがありませんでした。Chromeから閲覧していましたがスマホiPadともに快適とは言い難く、クライアントを検索しまくって画面がシンプルで快適そうな『青雲』を使っていました。

投稿の仕方はTwitterライクですぐに分かったけれど、まず自分の最初のPostがどこに放たれてどのくらいの人が見ているのかすら分かりません。MastodonやMisskey同様にサーバーが分散している=bsky.socialという場所にいるのかしら?と勘違いしていました。他の人の投稿が流れているらしきタイムラインの中で見つけた日本語話者がBlueskyを「ブルスコ」「ブルスカ」と呼ぶかで揺れていたようだったのでわたしの最初のPostは「モルスァ?」なのでした(確か)

✎突然謎のプログラムを叫ぶ人たち

結構早い段階でbotの運用が進んでいたのでアカウントを作った4月下旬頃には有志が色んなお遊びを導入してくれていまして。特にsyuiさんのaiちゃんとのカードバトルシステムはまだ日本語話者ユーザーがそんなに多くない頃にも熱心に遊ぶひとたちが沢山いたからレイドバトルの行われる22時に一斉にプログラムをPostする人でフィードやタイムラインが埋められ、事態を把握していないひとにとっては外から見たらかなり奇異に映っていることと今でも思っている。ただし、内側から遊びに加わると本当によく作られているbotなので「Blueskyにはカードバトルがあるよ」とお伝えしつつ招待するのもアリでしょう。実際に自分が招待した友人も、気が付けばわたしよりも熱心にバトル参加するようになっておりました。

他にユーザーステータスを教えてくれたり会話に乱入するブルスコちゃんや、575を見つけると引用Postする俳句bot(こちらは存在を知る前に捕捉されてビビった!)などなど沢山の面白い試みが有志開発者の手によって公開されています。

✎試されているのは俺たちだった

Blueskyのどこかに放ったそのPostをキッカケに日本語話者全員フォローするアカウントの方々が見つけてフォローしてくださる→フォローバックつまり定礎が行われ、なんとなくタイムラインで交わされている会話などに乗っかるなどしながらBlueskyの状況やサードクライアント開発の話や運営へのフィードバックなどについて、積極的に意見交換がなされていた記憶があります。ですがタイムライン上で突然「ラズパイ乳首ニキ」なるミームがNostr勢から輸入されるや語感のPOPさからか砕けた会話が行われるようになり、同時期にやはり世界共通言語はメシ・犬・猫と言わざるを得ない程にWat'shot(話題の投稿)フィードが写真で賑わうと日本語話者ユーザーが夕飯時にいわゆる飯テロが行われることについて海外話者ユーザーが興味を示し食べ物についてメンションしてくれるなどのコミュニケーションが活発でした。他にも日本語勉強中の海外話者さんが「○○していく」の「現行の作業を終えてから行く」「変化していく」「移動手段」の使い分けの難しさについて広く質問を呼び掛けてくれたのにむしろタイムラインで共有しあった我々日本語話者アカウントたちが頭を抱えるといった出来事もありました。自分は語学力が皆無に等しいので異国語はAI翻訳に頼り桐な部分もありますが、Blueskyのテキストを翻訳するためのワンアクションは本当に便利で言葉の壁に戸惑わず会話が出来るスマートさはかなり高ポイントだと思っています。でも最近では日本語話者も海外語話者もそれぞれの言語のユーザーが増えたせいか交流はほとんど無くなってしまいましたね。かなり残念です。これにはユーザー数の増加とフィードの機能の充実が大きな理由になったと推測しています。

それから少しして導入されたのは、確か、ミュートやブロックとそれらの購読リストという仕組みだったかな?ユーザー間でのモデレーションが共有されるのは画期的であると同時にいじめのようなことが出来てしまうので便利だけどかなり危ういなとも懸念しています。当時ちょうど招待コードが配られた増えたといった会話が頻繁に交わされていたのですが、あるユーザーが転売目的に無差別でコードくれくれ凸事案や差別的な名前のID取得するなど、処遇について緊張するやり取りがオープンなPost上で行われるのを目の当たりにしてBlueskyというSNSがどういう理念で運営されていくのか、その根幹に関わる方針の決定などなされる場面に立ち会うなど、βテスターならではとも言える貴重な出来事を体験しました。そしてその時に思い知ったのは、多くのSNSは人間の善性を前提に提供しているんだなぁーということでした。

✎万国センシティブチキンレース

モデレーションの話で言えばセンシティブフィルター方面でもちょっとした出来事がありました。主に海外話者ユーザーさんが珍宝写真を惜しみなく開示する様子が突然タイムラインで見えてしまうとんでもないハプニングに遭いまして、後になって気が付いたのですがその頃のBlueskyでは肌色面積や乳房の膨らみに「これはえっちですねぇ……」という判定を下して画像にセンシティブのバッジを貼って非表示にしていたようでした。今は投稿画面でユーザーの側が要素を追加して全パカしないよう気を付けたり、見たくない人はフィルタリング出来る機能が付いていますが、導入前には「Spotifyの楽曲URLのジャケ写の抽象画で弾かれた」などのケースも発生していました。ある日「明石ガクトのことをずっとロバート秋山のクリエイターズファイルのキャラクターだと思っていた」というわたしのPostにフォロワーさんが比較で貼ってくれたロバート秋山の画像がどうやら女性のヌード判定を下してセンシティブ画像として非表示になったようで、そこから、とにかく明るい安村やアキラ100%の画像を引用してみてどのくらいの精度なのか試してみる……などのユーザー数が少ない時にしか出来ないような、深夜の悪乗りテスターによるチキンレースが行われたことも大層アホな出来事として刻まれております。ちなみに更に輪をかけてアホなのが数日前に別フォロワーさんが力士の画像をタイムラインに流していたのを投稿し尽くしてから思い出したことでした。今は問題ある投稿を行なった場合には制裁措置が加えられますので、NSFWはフラグを付けてからPostして楽しましょう。反省。

✎そもそも

投稿することを「スキート」とします!という情報共有が一旦はなされたのですが、どうやらよろしくないスラングと同音だったことが発覚したとかで、気が付けば「Post」で固定されていたと記憶しています(このときはタイミング悪くてあまりBlueskyに浮上していなかったので曖昧ですみません)

✎そもそも2

運営・開発スタッフPost群のフィードがピン留めされているのは画期的だと思いました。でも最近見たら空になっていたので運用を変えたのかな?おま環?アナウンスを見落としていたのかもしれませんが。

✎すかい廃(または、すか廃)ランキング

これまた有志の開発者の手によりフォローすると同botをフォローしているユーザー全員のPost数をランキングで毎日表示してくれる仕組みです。頻繁にランクインしていましたが1位を取った記念に引退しました。わたしは100Post超える日もあれば2週間くらい突然浮上しないこともあるので意外にも常連と言えるほどの常連にはなりきれてなかったようにも思えますが、果たして。まあでもPost数に関わらず自覚あるすかい廃ですよ、わたしは。

✎カスタムフィードと旧Twitter離れの加速

公式のフィードの仕組みの充実と『Skyfeed』のフィードビルダー機能でカスタムフィードが作れる情報が共有されると、各々が見たい投稿を収集出来るカスタムフィードを作るひとが増え始めました。フィードを作ったひとが報告し興味を持ったひとが購読しピン留めをするとクライアント上部のタブに表示される仕組みです。このフィードこそがBluesky最大の特徴にしてSNSで能動的に知りたい情報だけを取捨選択する素晴らしい発明なのです。カスタムフィードについての記事は他の方が別の日に詳しく書いてくださっているので詳細を省きますが「見たいものだけを見る」のにチューニングする気持ちよさというか自分である程度コントロール出来る要素が楽しいです。その代わりと言ったらなんですが、フォローをしたりメンションなど直線のコミュニケーションをする機会は(特に海外話者間とは)減ってしまったようにも感じます。

そしてカスタムフィードを作り終えた頃わたしは旧Twitterの公開アカウントを削除しました。

見たくないものを勝手におすすめされて、それが自分にとって有益な情報でないにも関わらず摂取し続けて不要な情報で肥えることが健全とは到底思えなくなったので。今は主催イベントの告知用のと友人の生存確認用の鍵アカウントのみです。必要最低限しか使っておりません。

✎無いものを探し続ける我々と「不要」の楽しさ

ここまでまとまらないなりに書いてきましたが、何を記事に起こそうか巡らせるとそのほとんどがサービスについての出来事ではなくてフィードやフォロワーさんとのタイムライン上の些末なことばかりだと気が付きました。

新たなユーザーがワッと押し寄せるのは決まって旧Twitterで仕様やポリシーの変更があったときで、合わせて見かけるのが「あの頃のTwitterみたい」の声。わかるよ。わたしも言ってた。でもMastodonでもMisskeyでもたいっつーでもpepleでもそれを言ってた人がいて自分もそう思ったってことはシステムやサービスがあの頃のTwitterたらしめているんじゃなくて、結局はその「あの頃のTwitter」らしさを望む人たちで醸しているそういった雰囲気なんだな、ってこと。それだけTwitterというサービスは巨大なものだったし、若い世代にとっては初めから用意されているサービスなわけで右にならえでアカウントを作る人も多いんじゃないかな。もちろん他のSNSだって選択比較の対象な訳だけれど。

そして、メディアもこぞって見出しに使うけど、やはり多くの人が第二のTwitterを探し移住先を求めている。しかしBlueskyに限っては現時点でまだ招待制のβテストが続いており、旧Twitterの関係性をそのまま持ってくることは出来ません。いや、どのSNSに移住するにしたって全員が全員その場所のシステムやポリシーやプライバシーに自分の求めるSNSのスタイルが用意されているわけじゃないし、もしかしたらもうSNS自体を辞めるつもりで旧Twitterと心中すると決めているのかもしれないし、そもそも旧Twitterの度重なる仕様変更があったとして自分たちには何ら影響を受けない気にならない使い方をしている人たちだっているのだ。

自分は新巻鮭というイノセントなペルソナを被って日々の些末をドカドカPostしながらタイムラインのトピックに乗っかってみたり眺めたりして、時折創作発表の場にする使い方をしているけれど旧Twitterからの脱却を試みたとき期待した理由のうちには新しい人間関係の構築へのワクワクがあった。別に他の場所でのフォロワーさんたちに不満があった訳ではないけれど新鮮なときめきは正直なくなっていたと思う。わたしは刺激が欲しかったのだろうと今になって気が付く。知らないことを知ることや知らなかったひとと出会うことは豊かで幸福な体験でそれを得るためには多少の労力や勇気は必要だけれど、何にも変えられない得難い体験だったと胸を張って言える。

慣れ親しんだ場所の人間関係は自分を許してくれる泥濘の優しさがあるけれど惰性ともセットだ。そして、その場所の居心地は長年かけて作り上げられたものほど同じ時間や労力をかけねば手に入らないことを日常にかまけて失念する。

Blueskyに初めてアカウントを作ったときDMもないし鍵アカウントに出来ないんだな、と質素に思った。リストもブックマークもない。動画を貼ることも出来ない。けれどβテスト中であるいまそれらを運営に要望する段において一旦待って「本当に必要なのだろうか」と考えるようになった。その結果、機能に特化している分ずっと使いやすい外部ツールを利用してみたり有志開発者の外部ツールやサードクライアントの機能を試したり、不便がないどころか、導入の手間をかけるだけで使い勝手が非常に良かったりもする。機能が増えて便利になれば使いたいユーザーも増えるだろうし、そもそも標準装備でそれらがあることを必須と考えている移住希望者のほうが多いのかもしれない。でもわたしはBlueskyのシンプルさを愛している。Misskeyに触れたときは真逆で、あらゆることがここで完結すると感動した。けれど多すぎる機能はきっといつかもて余す。面倒になりシンプルな運用となって結局は使いこなせなくなるだろう。移住するからにはそれなりに長くいられる場所を期待したい。5年後10年後の若者は最初から数多のSNSからそれぞれ選んで利用するのが当たり前の未来になるかもしれない。

そこで考える。敢えて「無いもの」を選択したいユーザーに特化することが魅力になり、その場を選択する人もいるだろうことを。なるべく多くの想定ユーザーを射程に入れたい考えは分かるけれど、あらゆる新興SNSが結局Twitterになっていくのは本位ではない。分散SNSはプロトコルに置いて分散する意味なのだろうけれどユーザーが散り散りになったとしても何らかの方法で繋がり合っていれば移住先なんて本当はどこでもいいのだ、大事なのは相手との繋がりのみ。という改めてインターネットの向こうには人がいることを思い出し原点回帰する機会になるのでは?と都合のいいことを考えてみたりしている。中央集権の「みんなが同じ場所にいなければならない」という旧Twitterの固定観念を捨て、ひとりひとりが自分の居場所を見つけて、SNSライフがより楽しさで充ちる近い未来を願わずにはいられない。

umo

https://bento.me/umo

We wish you a Merry Christmas,

And a Happy New Year.

2023/12/22

@umo
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