2024年1〜2月のエンタメ感想

unagon
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公開:2024/3/7

本当は1ヶ月ごとに書き残していた方が良かったんだろうけど、1月半ばにシンガポール旅行に行った後すぐ短期バイトだったので2ヶ月まとめてということで。順番はだいたい観た・クリアした順。

侵入者たちの晩餐(ドラマ)

1/3にあったスペシャルドラマ。バカリズムが書く脚本が好きだし、今回は東京03の角ちゃんが出演するので楽しみにしていた。3日は帰省していたので配信で視聴。始まりから終わりまで丁寧な脚本ですごく感心する。角ちゃんの役は気持ち悪くて良かった。映画・ドラマを観ているときオチを想像してしまう癖があるので夫とそれを話ながら観ていた。割とビターなオチなので個人的にすごく満足した。

PERFECT DAYS(映画)

この映画を今観られて本当に良かった。私の心の琴線に触れる映像、音、役者の表情!日常の些細な出来事や瞬間を見つめる主人公の姿はまさに私が思う「こんなふうに、生きていけたなら」だな…と感じながら観ていた。スマホという存在があってか、日常に潜む感動を私はいつも見逃してしまう。この映画が作られる経緯などを考えるとまた感想が違ってきそうだけど、私自身の生活や人生の価値観に近いものを感じた。ジム・ジャームッシュのパターソンが好きなのだけど、この映画も似た気持ちになる映画だった。早く夏が来てほしいと思った。

アイドルマスターシャイニーカラーズ第3章(アニメ)

春から始まるシャニアニの劇場公開3回目。1章も2章も面白かったけれど3章はアイドルたちが3Dで動いている!という感動が見慣れたせいで薄れたのか脚本のふんわりさが気になってしまった…。特にセンターという言葉の意味はアイドル作品ならもう少し丁寧に扱って欲しいなと思った。実際のステージで真乃はセンターじゃないし…。リーダーとかそういう呼び方で良かったんじゃないかなあ。私の想像以上に出来が良かったアニメなだけに気になってしまった。もちろんライブシーンはすごい良かった。最近の3D技術はすごい。

ブラッシュアップライフ(ドラマ)

侵入者たちの晩餐を観て途中までしか観ていなかったことを思い出して視聴。未婚の女性が楽しそうにしているドラマはなんぼあってもいいですからね。もちろん最後まですごく楽しめたけれど、もう少し人生がやり直せることを活かしたシリアスな展開やほろ苦いオチであったなら私好みの物語であったかなと感じた。やや物足りないというか…。

The Cosmic Wheel Sisterhood(ゲーム)

ラジオで紹介されていて気になったので短期バイト終了後早速プレイ。もう全てが自分好みのゲームでずっとプレイしていたかった。小惑星に流刑となった魔女になって禁断の契約を結び、自分で作ったタロットカードのデッキで占いながら物語を進めていくアドベンチャーゲーム。とにかく可愛くて世界観抜群なピクセルアートが良くてタロットカード作りが超楽しい!自分の選んだ選択肢と自分で作ったタロットカードの結果で物語の結末が変わるので選択肢は毎回悩まされた。しかも選択肢が絶妙に悩ましいものばかり…。後半は選挙活動をすることになるんだけれど政策を考えたり実際に活動をしていくのはあまり似たゲームをやったことなかったのですごく面白かった。プレイしたいろんな人とどこでどう選択したかとか、どういう結末になったかとか話したいなーと思った。音楽もすごく良い。夜、温かい飲み物と共にちまちまプレイするのが今一番人生で楽しい瞬間じゃないかと感じるくらい良い体験ができるゲームだった。1周目は知識ルートで行ったので今やってる2周目は恋愛ルートでプレイしている。とにかく恋人が素敵すぎてメロメロになりそう…。1週目と違ってなんとなく選択肢からどうなるか予想できるとはいえ、次はどういう結末になるかな…。

ファミレスを享受する(ゲーム)

気になっていたら好きな実況者がプレイしていたので動画を観る前に購入してプレイ。何も先入観なくプレイしたのは大正解だった。主に会話を楽しむゲームで、ゆったりした気持ちになれた。音楽がこれもすごく良かった。ED2の迎え方がわからなくて超悩んだ…。クリア後すぐファミレスに行ってパフェとドリンクバーを楽しんだ。そんな気持ちになれる良いゲームでした。忘れた頃にまたプレイしたい。

哀れなるものたち(映画)

妹からの観た報告を受け最終上映日に映画館へ。映像作品としてとてもとても美しいのでそれだけでも映画館に観に行った価値はあると思う。話も普通にめちゃくちゃ面白いので何回も観たい。あの手この手でねじ伏せようとする男たちに負けない主人公の姿は爽快感があった。同時に、社会的に立場の弱い女性が自立しようとすると男の手を借りざるを得なかったり、体を売らざるを得なかったりするリアルさもあった。女たちは自らそれを選択しているんじゃなくて、選択させられているんだよね。バランスの良い作品だった気がする。心配していたグロ要素は医学的な雰囲気だったので平気だった。エンドロールの映像まで最高だった。

@unagon
20代後半の乙女です