引っ越した友人から家の写真が送られてきた。彼女の好きなものに溢れていて、見ているだけで楽しい。大学のゼミ同期である彼女とは、ゲームの最新情報や展覧会の情報をちらほらやり取りする仲で、そんな関係がしばらく続いている。部屋の写真は1枚だけだったけれど、等身大ニンフィアの写真は3つの角度から撮られたものが送られてきていて、私の方まで楽しくなってしまった。
大きいぬいぐるみはいい。昔、家にはピンク色の等身大のイルカのぬいぐるみと、座高が私と同じだけのシロクマのぬいぐるみがいた。イルカの方はすっかりくたびれてしまったのでもう処分してしまったけれど、くたびれたタオル地の感触は今もよく憶えている。
中学生になってから、自分でもぬいぐるみを買えるようになった。一番よく憶えているのは、遠足の出先で買った3300円のライチョウだ。今はもう時効な気がするので書いてしまうけれど、お小遣いは3000円までという規定があった。300円分足りなかったのをこっそり財布から追加で出したことが重大な規則違反のようで、ずっとそわそわしていたのが懐かしい。先生の方だって忙しいのだから、全員の財布を改めたりはしないだろうと今は思う。
大きくなってからも、ついぬいぐるみを買ってしまう。恐竜博物館ではステゴサウルスを、鳥羽水族館ではラッコを買い、そろそろぬいぐるみはこの辺りでいいのではとやんわりうちの人に言われた。自分も抱えて眠っているくせに。
スペースは限られているのでぽんぽん買うわけにはいかないけれど、もういくつかはいてもいいんじゃないかなとこっそり目論んでいる。ペンギンとか。