健診のために帰省した。平日昼間の電車は意外に混んでいる。
呼ばれるのを待つ間に、『世界のかけら図鑑』を読み終えた。見開きでちょっとした数学や物理学の話を綺麗なイラストと一緒に読むことができる。案外高度なところまで説明していて、項目によっては少し考え込む必要があった。知らない分野の入門書を読むのにも似ていて楽しい。
一番好きだったのはスプートニクの項目だった。ロシア語でスプートニクは、旅の同行者、あるいは衛星のことだという。ライカは片道切符を握って宇宙へ打ち上げられ、数日でその命を終えた。宇宙の開発に伴って生じたたくさんの犠牲を思う。それから、重力波をはじめとした、宇宙を知るためのさまざまな新しい考え方のことを。
バレンタインデー前なので、カヌレとチョコレートの小さなケーキを買って帰った。知らなかったが、伯母ももう来ていたので皆で食べた。四十九日は、ちょうどバレンタインデーになる。