庭のばらが咲いていた。薄紅色の、きれいなばら。こんなにきれいなのに、満開になるまで気がつかないでいたのが不思議だ。そういうことって、けっこうある。
ばらは薔薇と書くのがいい時と、バラと書くのがいい時と、ばらと書くのがいい時がある。ひらがなのばらは、気がつけばどこかにいってしまいそうな儚さもあって好きだ。ひとときだからこその美は、何もさくらの専売特許ではない。
妹がベーグルを焼いている。レシピも渡したはずなのに、そちらを見る前に私にたずねてくるのがかわいい。焼けたら持ってきてくれるそうなので、楽しみにしている。