父の誕生日なので帰省した。姉妹のラインでプレゼントを相談していたら、やっぱり帰ろうかな、と上の妹が言い出したので、ショートケーキをホールで買って帰ることにした。本当は東京で岐阜・中津川のフェアをやっていたので、友達におすすめしてもらった栗きんとんを買いたかったのだけれど、想像以上の人混みと目当てのお店のものが軒並み売り切れていたのに心が折れてあえなく撤退した。東京駅、人が多すぎる。悔しかったので宇都宮みんみんの餃子だけ買っていった。
結局別の駅でケーキを買った。ピースよりもホールの方がお父さんは嬉しいと思うと下の妹が言ったから、一番大きいホールのケーキ。プレゼントも選びたかったけれど、体力が尽きたのでネットで頼むことにした。
家に帰って夕飯を食べて、上の妹が帰ってくるのを待つ間、下の妹とグランド・ブダペスト・ホテルを観た。相変わらず整っている画面とテンポの良さは見ていて楽しい。これどういう話？と聞かれて曖昧な返事をしていたら、そのうち考えないで見るのが正しいのかもとひとりで結論づけていた。
そんな話をしていたら上の妹が帰ってきた。そこからの勢いがすごかった。風船を彼女が膨らませはじめたかと思うと、下の妹が紙の輪飾りやら花やらを持ってくる。HAPPY BIRTHDAYをつないでと指令を受けてテープを通したりして大急ぎで準備をすると、席を外していた父が戻ってきたので、クラッカーを鳴らして出迎えた。こんな誕生日の準備をしたのははじめてだったので、クラッカーで驚かされた時以上に、飾り付けに驚いていた。嬉しそうだったのでよかった。年齢書くのはなと思いつつ毎年曖昧になって困るので、忘れないように書いておこう。2進数で111001。ろうそくは4本つけた。