4時まで寝付けず不安だったけれど、9時にはなんとか起きられたので三味線の譜面取りをしてお稽古に行った。下手かどうかがわかるくらいの能力は流石に身についているので、時間が空くと腕が落ちているのを顕著に感じて落ち込む。私とほぼ同期の人が、私より後から入った人と足並みを揃えている寂しさもあった。4時まで寝付けなかったのも、こんな益体のないことについて考え込んでいたからだった。
久しぶりにお稽古をして、先生に師範になるにはどうしたらいいか尋ねた。暗譜をすることと、私がいなくなってもひとりでやっていけるようになること、と先生は教えてくれた。言われてみればその通りだけれど、今まで具体的な目標を持ってはできていなかったことだ。しばらく目標を決めながらやってみようと思う。今の私はまだ、ひとりで弾き唄いをする力はない。ひとりで歩けるようになりたい。犀の角のように。
昨日は本を少し読めたので、今日も合間に少し本を読んだ。私はどういう人間でいたいのだろうと少し考えて、たまに万年筆で手紙を書いて、思い立った時にケーキを焼いて、自分が持っているいくつかの名前のどれも恥ずかしくないような人間でいたいなと思った。