朝、妹からLINEが来る。ショートケーキを買ったら食べる? 嬉しい!という気持ちのままに、食べる!ありがとう!と返事をする。最近父にも妹にも甘やかされている。
動けないで眠っている時間が、これまでの人生で一番長い。眠って、起きて、ぼうっとして、また眠っている。少し恐ろしくなるくらいだけれど、上の妹が中学に入ってすぐの頃はこのくらい眠っていた気がするし、と思いながら自分を慰めている。
妹の帰りをぼんやり待ちながら、父と夕飯を食べる。サークルにも入らずバイトもせず、就活もしなかったという父は、大学時代をモラトリアムだったと笑ったけれど、青春18切符やオートバイで旅をする時間はそれはそれで得難いものだと思う。バイクに乗ってみたかったな、と少し思う。私はどんくさく、絶望的に向いていないので、実行してみる勇気はついぞなかったけれど。
夜、父が眠った後、妹が帰ってくる。言っていたとおりショートケーキを買ってきてくれていたので、ありがたくいただく。苺がおいしい。この春は苺好きを自覚する春だったなと振り返って思う。来年はもっと早い時期から苺を食べたい。
下の妹はあまり話すのが好きな方というわけではないので、一緒にいると私が倍くらい話すことが多い。それでも向こうからぽつりぽつりと会話が落ちてくる瞬間がうれしくて、今日も切り上げ時がわからないまま1時間くらい話していた。