疲労にまどろむ

undeva
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公開:2025/11/13

父からラインが来た。モーリス・ユトリロ展を見てきたらしい。最近はこういう少しうれしくなる知らせが時々あって、うれしい。

今日は少し本を読もうと思ったけれど、5キロの米を抱えて会社から帰ってきたらすっかり疲れてしまって、そのまま寝てしまった。着払いで送ってくれたらいいのに。新米の季節だからしかたがないが、ふるさと納税と実家からの仕送りで、米が飽和している。

素敵なものを作りたいけれど、生きるのに精一杯なので、少しずつだけ歩みを進めている。少しのページずつで完結する本はありがたい。美術の勉強が楽しい。中高ではただの知識だったけれど、最近は画家の名前と作風が結びついて、一気に楽しくなってきた。アルノルフィーニ夫妻の絵、絶対に習っていたはずなのに、時代も書き込まれた文字のことも覚えていないのが不思議だ。国語の授業に歌った歌のことは覚えているのに。

お風呂で眠りそうになっている。大学の教授のことがふと懐かしい。私は最後までできない生徒だった。もう一度大学に入れるならやりたい言語はいくらでもあるけれど、もう一度あの先生の下で学んでみたいとも思う。