ホは本屋のホ

undeva
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公開:2026/2/6

昼に下の妹からラインが来た。投票が早く済んで暇だから時間を潰したいのだと言う。3人姉妹のラインで50件ほど中身のないメッセージがたまった頃、上の妹が現れて最初に投稿されたガチャガチャに言及し、また消えていった。最後に私が投げた質問はその後夜まで未読のまま放置されている。ふたりとも、そういうところがある。こちらも別に返事が必要なものではなかったから構わないのだけれど。

人からもらった食べ物の方が、高いともったいなくて食べられないと言う。この間自分で買ったアンティーカ・ジャンドゥイアのテ・ベルガモットが永遠に食べられないでいる私とは正反対だ。とはいえ、自分のだからこそもったいなくてというわけではない。人からもらったものを大事にしすぎて食べ時を逃し続けてきたからこその学びだ。友人からもらったものは菓子皿に盛り、だめにしてしまう前に積極的に食べるようにしている。

人に何かを贈るのはむずかしい。消えものじゃないとなおさらだ。この間もらった本のお返しにと書店で贈る本を探してさまよっていたのだけれど、最適解が永遠に見つからない。最終的には相手の好みに合わせることを諦めて、自分がいいなと思ったものを贈ることに決めた。岡本真帆の『落雷と祝福』はエッセイと短歌が交じり合う面白い本だし、平野紗季子の『ショートケーキは背中から』は食への愛が惜しみなく溢れていて、読むとお腹が空いてくる。相手の好みか、自分の好み。プレゼントはどちらに振ってもいいと思っている。

ついでに最近出た『ゲは言語学のゲ』と『神の蝶、舞う果て』も買ってしまった。全部単行本なので、かなり売上に貢献している。『ウは宇宙船のウ』をまだ読んでいなかったなと思いながら、『ゲは言語学のゲ』を読みはじめる。本の最初のページをめくることができると、まだ生きているなと思う。

@undeva
本と旅と万年筆が好き。