東京スカイツリータウン

undeva
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公開:2025/12/7

ぽっかり空白の日だったので、思い立ってスカイツリータウンに行くことにした。すみだ水族館に行きたいとだだをこねたのに、うちの人が付き合ってくれることになった。休みの日はだいたい夕方まで寝ているので、本当にめずらしいことだ。うれしい。

今はけっこうスカイツリーに行きやすい場所に住んでいる。なんだかんだ着いたら昼前だったので、まず昼ごはんを食べることにした。なんとなくで選んでもらった点心のお店が鼎泰豊だったので、うれしくなる。昔台湾に友達と小籠包を食べに行くきっかけのお店だった。胃に自信はなかったので、炒飯と小籠包のセット、それから好奇心で甘い小籠包も頼んだ。前にどこかで食べた小籠包は火傷するほど熱かったけれど、今回はそんなこともなく食べやすかったし、甘い小籠包もおいしかった。餡と紫芋餡とチョコレートのみっつ。チョコレートが甘すぎないのがいい。うちの人は得体の知れなさに惹かれたのか、愛玉子を頼んでいた。少しゆるいレモンゼリーのようなそれもおいしかったらしい。次は私もそれにしてもいいかもしれない。

お腹いっぱいになって、すみだ水族館に行く。そういえば、一緒に水族館に行ったことはあまりなかった。鳥羽水族館ぶりかもしれない。すみだ水族館は、教育のためという部分と魅せるという部分のバランスがかなりよかった。ペンギンを見るのが一番の目的だったので、ものすごいスピードでびゅんびゅん泳ぐペンギンを見られて楽しかった。小さな水槽で、ずっと同じコースで周回し続けるホンソメワケベラを見るのも。私が子どもだったら水槽の前から離れられなかったかもしれない。

通り過ぎてきたクリスマスマーケットに戻って、ホットオレンジを飲む。うちの人はココアとチョコレートのバウムクーヘン。あいかわらず甘党だ。ホットオレンジもかなり甘かったので、それ自体がデザートのようでもあった。

クリスマスマーケットで少し時間を潰した後は、プラネタリウムに行った。ヒーリングプラネタリウムといって、アロマも焚かれるらしい。最初の宣伝には少し面食らったが、暗い空間で星をぼんやり見るのはいい時間だった。うちの人は本当の星が見たくなったと言っていた。それはそう。そのうちグランピングにでも行きたい。

帰りにはR 1/Fのサラダを買って帰った。スカイツリータウン、物価はそこそこだけどなんでもあって助かる。昔からここのサラダが好きなので、最後までやけにうれしい一日だった。

夕暮れの京成線は、一気に田舎めいた雰囲気になる。あの家に帰るにもあとしばらくだけかと思うと、妙に感慨深くなった。