Noteに書こうとして無理だった話(1)犬は好きだが犬に噛まれるのは苦手である

現状

しずかなインターネットでは、書き込むときに「ムード」というものを選べる。

あくまでも書き込むときだけ、筆者のブラウザのみで機能するもので、背景が変わり、環境音が流れるものだ。

私は今、薪が弾ける音を聞きながらキーボードを打っている。

Noteを使おうとした理由

私は正直なところ、しずかなインターネットの編集機能のシンプルさには不満足である。

しずかなインターネットでは「見出し」「小見出し」「リスト」「番号付きリスト」「引用」「区切り線」「リンク」「強調」が使える。

一見、最低限のものは揃っているように見えるが、個人的に言うと小見出しがあまりにも小見出しすぎて分かりづらい。強調に至ってはマーカー式であり、太字になるわけではない。これが本当につらい。

せめて下線が引ければ、強調にバリエーションができて書きやすいのだけど……。

しずかなインターネットを使う理由

しずかだからである。少なくとも投稿した瞬間に大多数に放り出されることが確定していないからである。

私は全般性不安障害を患っている。特に人様に関わることが駄目だ。路上に出れば犬に噛まれるのが確定しているような恐怖がある。

「犬に噛まれたと思って」と称されるようなトラブルを何度も経験してきた私にとって、人と関わることは犬小屋を巡ることと同じであり、猛犬注意の看板がないからと安心していると噛まれるのである。

私の撫で方も悪いので仕方ない――と言いたいところだが、単に相手が猛犬すぎただけで、あなたがそこまで気にする必要があるようには見えないと言われたことも度々ある。最近しばしば「あいつのあの主張はおかしい」と自ら反論することも増えてきた。過去に対する反論だが。

Noteに書こうとした理由

ほんの少しだけ「つながり」を持ってみたかった。

Noteには様々な人がいるので、不安障害を持ちながら過ごしている人もいるだろう。私はSNS上でメンタル関係の人とつながりを持つ気はしない。過去に何度か持って苦労している。別に積極的にメンタル関係の繋がりを持っていたわけではない。趣味の繋がりの中で偶然にもメンタル関係の人が多かったというか――メンタル関係かそうでないかの区別がつかなかった。

今はつく。私は医者ではないから、それぞれがどんな障害であるのか名称をあげることはできないが、明らかに尋常ではないので「病院に行ってほしい」「私ではあなたに対応しきれない」と今なら言える。言うしかない相手がたくさん思い浮かぶ。別に恨んだりしない。恨んでもどうにもならない。

私が不安障害を持つに至った要因として、彼らの存在は確かにあるが、彼らのせいだと言ったところで私は改善しないし、彼らのせいとも断言できない。

良い経験をした関係でもあったのだ。友達ではあったのだ。

@unitus0
極軽度ASD/言語IQ120