からだをうごかすということ

uohutago
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ピラティスに通っている。

親戚のお姉様がピラティス講師なのだが、そこの新人さんの研修の一部として格安で通わせてもらっている。

ピラティスを習うということは、運動経験があるのか?と思われるだろう。

一切ない。

私は運動が嫌いだ。

ドッジボールでは最後までなぜか逃げ続け、的にされる苦い経験を味わったこともあるし、

イケイケな同級生を立てるために運動できないフリをしてきたら運動が本当にできなくなった。

かわいそう。

さて、ピラティスを通い始めたのも「引きこもりだし、人生一回きりだからやるか」みたいなある種の躁状態で始めた。

ピラティスは30回通って変化が目に見えるらしい。

私は休んだりしながら今、15回目くらいのだがやっと「お?楽しい?か?」みたいな状態である。

体の歪みも分かってきたし、なによりピラティスは自律神経に効くらしく(回し者ではない)ピラティスをしている時間はとにかく呼吸を意識する。

吸って、吐いて。

普段は当たり前すぎて忘れている呼吸に意識を向けて、身体を動かす。

最初の方は自分の身体の勝手もわからなくて、まったく楽しくなかった。

トホホ……。と思いながら、でも親戚のお姉様にも申し訳なくて辞めれなかった。

今は自宅でも時間があれば、ピラティスで習ったことを簡易的にしている。

私がやっているのはマシーンピラティスで、特殊な道具が必要なので、簡易的に。

身体の勝手もわかってきたのだろう。

身体に意識が向くようになった。

歩き方も意識して、姿勢も意識するようになった。(ピラティス会社の回し者ではない)

いかにいつも身体を意識していなかったのが、身体を動かすようになってまざまざと分からされた。

身体を動かすのは単純に気持ちが良い。

掃除をしたりするように、そこだけに集中するのはとても、気持ちがよい。

カウンセラーに「ピラティスやるようになりました」と言うと「え!良いじゃん」と言われるので、そういう精神業界にもピラティスはいいと言われてるのかしら……。と思う。

いまだにピチピチのレギンスを履いてレッスンは受けれないけど。

30回目には私はレギンスを履いて、身体の声を聞いているのだろうか。