【動画編集ソフト】Beutlのとりあえず【※v1.0.5時点】

Uotsumi
·
公開:2025/4/4

公式ドキュメント (説明書)

「スタート」は読みましょう。記述が古い箇所はあります。

GitHub

「New issue」のボタンを押したら日本語で「機能の提案」「バグ報告」の選択肢が出て、選ぶと「ここにはこの内容、こっちにはこの内容を書いてください」というガイド付き記入欄が表示されます。

※ここから読み飛ばしていい※

「『要望やバグ報告は気軽にIssue立ててください』と言われても、まずGitHubとは、Issueとは何ぞや。プログラミングで協力もできないのに……」だった自分は、それを理解したうえでOSSの人たちが「気軽に」と言ってくれてると思って、使い方を調べてやってます。初めはVOICEVOXでした。

※ここまで※


FFmpegの配置

拡張機能「FFmpeg配置ツール」を使う。拡張機能のインストール/アンインストールにはBeutlの終了を挟む必要がある。公式ドキュメントの説明に従う。

この方法を実行するにはBeutlアカウントが必要です。

あらかじめ、設定ウィンドウのアカウントページから、サインインしてください。

とある(2025/04/05時点)が、v1.0.5からアカウント不要になった。

設定

エディター>フレームキャッシュ (初期設定はオフ)

  • 最大バイト数

    AviUtlの 環境設定>システムの設定>キャッシュサイズ に相当? AviUtlの解説だと「PCの実装メモリの1/4にしよう」みたいなことが書かれてる。1GB=1024MB。

  • スケール (オリジナル/プレビュー画面に合わせる/二分の一/四分の一)

    AviUtlプラグイン「拡張編集RAMプレビュー」で似たような項目を見たことある。キャッシュの品質を下げてメモリを節約、タイムライン移動やプレビュー再生の負荷を下げられる?

  • 色空間 (RGBA/YUV)

    ワタシニハワカリマセン。透明度を扱うならRGBAとか。エンコード設定と揃えて、編集プレビューと出力した動画とで見えている色を同じにするとか?

追記(2025/04/09): オフでいい気がしてきた。

フレームキャッシュの設定。有効化のオンオフ、最大バイト数、スケール、色空間の設定項目がある。

プロジェクトを新規作成

数値はドロップダウン式ではない。サイズ(解像度)は「1280,720」のようにスペース無しでもOK。

これはエディタ上で使用する数値なので、フレームレート「30」でプロジェクトを作成しても、60FPSの動画素材を使用して60FPSでエンコードしたら元の60FPS映像が出力される。編集をするうえで支障が無ければ、フレームレート「30」でプロジェクトを作成すると編集中の負荷が下がる?

プロジェクトの新規作成画面。サイズ、フレームレート、サンプルレートの設定項目がある。

プロジェクトの設定を変更したい

サイズは シーン>シーン設定 から変更できる。

フレームレートとサンプルレートは、プロジェクトフォルダ内の.bepファイルに保存されているので、必要があればテキストエディタで開いて編集する。(アプリ内で変更する機能が見つけられなかった。サイズはひとつ下の階層の.sceneファイルに保存されている)

"variables": {

"framerate": "30",

"samplerate": "44100"

}

動画の長さ、尺

初期設定は5分。シーン設定>継続時間 から直接数値を入力して指定できる。または、タイムライン上での右クリックメニューから「ポインターの位置に時間を調整」「現在の位置に時間を調整」「自動でシーンの長さを調整」

「自動でシーンの長さを調整」は、要素(オブジェクト)が現在の終了時間を超えたときに、その要素の終わりを動画の終了時間にしてくれる。逆に、尺余り対策の短縮調整はされない。AviUtlプラグイン「最終フレーム自動調整」とは異なる動作なので、使っていた人は注意。

また、AviUtlの範囲選択のように、開始時間は指定できない(?)

要素の座標、移動

最初から項目が表示されているAviUtl拡張編集とは違って、要素のソース操作「トランスフォーム」の+ボタンから「移動」を追加する。フィルターなどは初期状態では折り畳まれているので、クリックして展開する。

要素のソース操作のトランスフォーム、移動の項目。X軸とY軸の数値の入力欄がある。

「移動」を追加していなくても、プレビュー上で要素をドラッグして移動させるとトランスフォームの中に自動で生える。また、Beutlではファイルをプレビュー画面に直接ドラッグ&ドロップするとその座標に配置されて、この場合も自動で生える。

自分は折り畳まれていることに気がつかなかったので、どうやって0,0にリセットするのか分からなくて困った。

出力、エンコード

「保存先」の右端のアイコンからフォルダを選択、ファイル名を入力。拡張子を打たなかったら.mp4になる。その後「エンコーダー」が選択可能になり、「FFmpeg Encoder」を選択するとエンコーダーの詳細設定が表示される。スクリーンショットは初期値。

出力タブ。エンコード設定の切り替え、エンコード開始ボタン、保存先の選択、エンコーダーの選択。

動画エンコーダー設定

プロジェクト自体の設定によらず、ここで設定したフレームレートで動画が出力される。ビットレートの単位はbps。

動画エンコーダー設定。フレームサイズ、フレームレート、ビットレート、キーフレーム、Format、Coded、Options。

フレームサイズ幅1920高さ1080, フレームレート30/1. ビットレート5000000, キーフレームレート12, Format=AV_PIX_FMT_NONE, Codec=Default

動画エンコーダーのOptions

初期状態では折り畳まれている。削除、追加できる。

動画エンコーダー設定のオプションの初期値。preset=medium crf=22 prrofile=high level=4.0

preset=medium, crf=22, profile=high, level=4.0

追記(2024/04/08): 参考 Encode/H.264 – FFmpeg

音声エンコーダー設定

v1.0.5時点ではサンプルレートを高くすると音ズレが発生する。

音声エンコーダー設定。サンプルレート、チャンネル数、ビットレート、Codec、Format。

サンプルレート44100, チャンネル数2, ビットレート128000, Codec=Default, Format=Fltp

FFmpegナニモワカラナイ

AviUtlの出力プラグイン「x264guiEX」や「かんたんMP4出力」に依存してきたことを実感する。とりあえずサイズを合わせて、フレームレートを60FPSなら「60/1」にして、ビットレートはたぶんVBR(可変ビットレート)の最大ビットレートなのでテキトーに先頭に「1」足して15MBにしてみたりして、音声ビットレートを192kbpsにして……というふうにした。たすけて……。

追記(2025/04/08): 動画エンコーダーのOptions「crf」の数値を小さくするとエンコード品質が高くなる。画質が良くなり、ビットレートが高くなり、ファイルサイズが大きくなり、当然エンコードに時間が掛かるようになる。上げたとしても18〜20くらいが妥当らしい?

@uotsumi
ダークソウル、ダークソウル リマスタードのRTAをアストラの直剣や三日月斧、銀騎士の槍で走っていた亡者。レバガチャダイパンのRTA駅伝、ありがとうございました。今は黒騎士の大斧に苦しんでいます。