!ネタバレを含みます!
1.『シドニアの騎士 あいつむぐほし』(2021)
以前観ようとしたときは冒頭のシーンで「知らないキャラが主人公とその仲間たちみたいな面してる……。しかも『谷風』と呼ばれてるこの男、誰? 別人だよな? さてはこれは劇中劇で、シドニアの戦意高揚映画……じゃない!? これが本物の谷風!!? TVシリーズどう終わってたっけ」と断念していた。年末にニコ生で一挙放送があったおかげで観られた。とても良かった。
「この作戦でどうにか撃退するんだ」という人類の目論見を
それはそれとして、つむぎが正ヒロインだと散々コメントされているのは見ていたけど、本当だったんだな。小つむぎじゃなくて融合個体の姿に対してだったし。これが愛……。
2.『エイリアン:ロムルス』(2024, "Alien: Romulus")
シリーズ最新作としてちょっとびっくりするくらいら完璧。最高。最新作で映像が綺麗なのに美術スタイルは当時の質感してるし、過去作やゲーム『アイソレーション』要素も拾いに拾ったうえで新しさもある。拍手。握手。どれくらい良かったかというと、自分が「ファンメイド」「二次創作」扱いして無かったことにしている『プロメテウス』『コヴェナント』を観直してみようかと思ったくらいに興奮した。
感情ベースで動くキャラクターほど早く退場して、主人公の弟として扱われているアンドロイドのアンディがアップデートされてからは冷酷だとしても合理的な判断をしてくれるから、あほがキャーキャー騒いで足を引っ張って自滅する、ホラーでありがちな展開が抑えられているのも良かった。聞いてるか、『プ』と『コ』。
エイリアンを銃撃で殺すと酸性の血液でステーションを破壊してしまうから撃ってはいけないという前提から、重力発生装置を切って血が床に落ちないようにして(本当は四方八方に飛び散るんだろうけど)からの、無重力空間で血が漂う中を遊泳して通り抜けるところ、本当に良かった。そこからエレベーターホールでさ、『エイリアン2』でのリプリーの決め台詞をアンドロイドのアンディが引用する。熱い。(あの場面って重力復活しているからエレベーターとエレベーターホールの底、エイリアンの血液で崩壊してない?)
「メンバーの中に妊娠している女性がいる……あっ(察し)」がエイリアンに寄生されてではなく、負傷後に治療目的で打ったユタニ社の科学者が生成した化合物の影響で胎児が変異してしまう、しかも白い肌のヒト型までやってくれるか……。(「オフスプリング」と呼ばれているらしい)
3.『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994, "Forrest Gump")
これ人名だったんだ。KKKの過ちを忘れないために?結成者の名前を名付けたって初っ端からひどい話だ。
小学校入学を断られそうになるほどIQが低く、背骨の歪みから脚に装具を着けなればまともに歩けもしないというハンデを背負いながら生まれた主人公が、大人になった現在、バスを待つ停留所で居合わせた人に自身の半生を回想して語る構成。思い返せば全編飽きのない作品だった。主人公の人生とアメリカの出来事が節目節目で冗談みたいに接点を持っていたのが効いてるのかな。そのたびに「お、これは」とリズムが作られる。ヒロインが都合よくくっついたり突き放したり逃げたりまた戻ってきたりするのも、純真な主人公との対比で余計に印象悪く見えてしまったんだろう。
4.『悠優の君へ』(2023)
強迫性障害により学校で隠れて手を洗い続ける子と、それを目撃してからずっと気になっているクラスメート、女子高生の二人の話。
手を洗わずにはいられない強迫障害くらいなら聞く話だなあと見ていたが、「ベッドは綺麗な場所。床は汚い場所。私は汚いから床で眠る」が明かされたところで一層深刻さが増した。
(もう一回観て追記する)