なんとなく買ったフライパン。なんとなく買った化粧水。なんとなく買ったトップス。なんとなくそこにあるものだけを使って生活している。時折人様の生活に触れる時、そこにあるこだわりを感じて驚くことが多い。
生活全般に興味が薄いのかもしれない。なんとなく買ったものはあまり大事にできなくてすぐに壊れてゆく。それは結構悲しいことだ。
お気に入りの美味しい調味料や思い入れのある家具なんてものもあまり無く、それってなんだか寂しいことなんじゃないかって思う。思い出みたいなものをつくる機会が減っているようなそんな気がしてしまうのだ。考えてみれば、棺桶に入れて欲しいものなんてのも思い浮かばない。
とりあえず、身につけるもの食べるもの身の回りのものなんかをリストアップしてどんな状態が好ましいかひとつずつ考えてみようかな。そうしたら自ずと完成系が見えてくるかもしれない。
例えば家はのんびりできる場所であって欲しい。どこでもダラダラできたり、したいことしたりできてほしい。なるべく床で過ごしたいけど、動物を飼っているのでちょっと難しいかな。なんて考えてると楽しくなってくる。
こだわりって生活に対してちゃんと向き合って生きてないとできないものなのかもしれないな。自分のやるべきことやしたいことを知ってその上で道具などをカスタマイズしてゆく、そんなことができたらいいなと思った。