今日は、公開中の映画『最終楽章 響け!ユーフォニアム 後編』を見てきた!

TVアニメ『響け!ユーフォニアム3』をベースとした、いわゆる劇場総集編の2部作の後編。とはいえ前編でTVシリーズの大部分(10話まで)は終えており、後編は(自分の記憶は曖昧だったが)かなりの割合で新規映像が含まれていたように感じる。もはや総集編詐欺かもしれない。
正直なことを言うと自分はこのシリーズの熱心なファンではなく、一応一通り視聴してある程度楽しんではきたが、合わないな~と感じる点も少なからずあり、心の距離は若干置いているような形だった。だが、そんな自分でも「ここまで見てきて良かった……」と心底感じるような、素晴らしいシリーズ完結編だったと思う。
前編では関西大会までが描かれたので、後編ではその後をじっくりと描いていく。全国大会やそのオーディションはもちろんTVシリーズでも描かれたが、文化祭パートがあったり、全国大会の後の描写も増えている。こうした再構成により、単に吹奏楽部としての活動を描くだけでなく、北宇治高校での3年間を最後まで描く、言ってみれば「卒業」をテーマの1つにした作品に様変わりしている。もちろんTVシリーズでも最後の大会という表現や進路話題など卒業を意識させる要素はあったのだが、全国大会後の直接的な描写は限られていたので、受ける印象は大きく異なる。
全国大会前のオーディションは概ね同じ内容だったと思うが、TVシリーズで見た時も、改めて見ても感動させられる展開だった。一方全国大会での演奏は、劇場版では関西大会にて1つの完成形が描かれた分、また違った描き方になっている。ここは初見で見て(聴いて)欲しいので詳細は触れないでおく。
考えて見るとTVシリーズでは、先輩たちが積み上げてきたものや、全国金賞を取りたいという思いを受け継ぎ、全国大会で結果を残すことを目標として描き切っていた。一方で、大会で結果を残すことだけが継承の形ではない、というのがこの映画だ。その象徴として、あすか先輩から受け継いだ「響け!ユーフォニアム」という楽曲がある。あすか先輩が卒業し、久美子が卒業しても、北宇治高校ではこの曲が響いていく。素晴らしい……これって実質蓮ノ空ですよ!(いや本当は逆で、蓮ノ空がユーフォニアム的な部活もの要素を持ってるって話ね)。
そういうことで、久美子の直接の後輩であるところの久石奏さんの出番がかなり増えていた印象。2年目編からの登場とは思えないほどの欠かせない存在感が常にあり、個人的シリーズMVPかもしれない。
(発声はできなくていいのだが)もし応援上映があったら、全国大会前のオーディションで挙手したり、演奏後に拍手したりできるんだろうか。いや(仮にできても)挙手する度胸はないな……でも拍手はしたい。天晴でした