TVアニメ呪術廻戦2期序盤の数話の総集編。『呪術廻戦0』が映画になった頃から原作のこのエピソードも一本の映画として観たいな~と思っていて、実際には普通にTVアニメとして作られたものの、こうして総集編という形で劇場版になったので見に行ってみた。ちなみにTVシリーズは、あんまり観てません(え?)。
まず、TVシリーズの総集編とは思えないほど全編通じて画面が高品質で素晴らしかった。戦闘シーンも大いに見応えがあり、歴史を感じる建造物が景気よく破壊されていくのも良い。一本の映画として見ると、冒頭のループする洋館の事件と、夏油の語る「呪術師のマラソンゲーム」が重ねられてるのかな、と思ったりした。
あと、星漿体の死に対し盤星教の人々が拍手する音がシャワーの音や雨音と重なって聴こえてくる演出が嫌すぎて良かった。映画館は音響が良いので、こういうのがよく映えるね。映画オッペンハイマーで、喜ぶ人々の靴の音の爆発音が重ねられる演出を思い出したな。
主題歌の「青のすみか」はこのエピソードにピッタリな曲だと感じた。この青春時代の全能感というか、全てが良かった頃が描かれている感じが好きで……。OPとして流れた上に終盤にもう一回流れたのはちょっと笑ったけど、いい曲は何度流してもいいですからね。終盤流れたときのアルバム写真も良かったな、2人で撮った卒業写真で空いたスペースとか……
テンション上がって売店に行ったらパンフレットは売ってなくて、代わりに天逆鉾がペンになってて呪霊に差すとペン立てになるという謎グッズを勢いで買ってしまった(めっちゃ良かったけど冷静になるとこのサイズで2000円超えはまあまあ高い気がする!)。