2026/01/27 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

たーんえー
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公開:2026/1/28

今日は、新作上映記念で再上映中の映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を観てきた。

上映当時から存在は知っていたのだが、なんとなくタイミングを逃して観ていなかった一作。『逆襲のシャア』(原作小説版は『ベルトーチカ・チルドレン』らしい)からの流れにある作品という認識だ。

三部作の一作であり、物語的にはまだ序章。リッチで現実感のある映像で、どこか実写の洋画のような雰囲気も感じた。序盤は会話シーンがメインで戦闘も生身の格闘くらいだったのだが、中盤には街中でMSの戦闘の影響を受けたりしつつ、終盤には満を持してガンダムに搭乗と、"主人公がガンダムに乗って戦う"という最初の山場までの流れを丁寧めに描いていた印象だ。例えばTVシリーズだったら初回でここに到達しなければならないし、一本の映画だったらここで終わるわけにはいかないので、三部作映画ならではの話運びだと思う。

戦争ではなく、マフティーによる「テロ」を題材としているからか、街中の様子やそこに生きる人々、そしてその被害の描写にも力が入っていると感じた。印象的なのはタクシー運転手との会話での「暇なんだね」という一言。ハサウェイと一般民衆との目線の違い、(どちらが正しいとかではないが)思想の交わらなさを表した台詞だ。

一方でキャラクターは誰にも好感を持ちにくく、物語を追う上でも自分は傍観に留まってしまった感はある。逆シャアでの行動からテロ犯に転じてしまったハサウェイには共感できないし、ギギやケネスも個人的には苦手なタイプ。マフティーの他の面々の掘り下げが入ったら少し見やすくなるだろうか(作品鑑賞時に必ずしも感情移入という手段を取る必要もないのだが)。

次作はおそらく戦闘シーンも増えると思うので、その辺りも楽しみにしておこう。