春日影
少し前にMyGOアニメのBlu-rayが届いていたので、今更だが中身を少し見たりしていた。特典の一つであるブックレットには、各話や各キャラクター(上巻はMyGO、下巻はAve Mujica)の紹介がある。面白いのはキャラクターの紹介の部分で、基本的な情報に加えてスマホの壁紙、チャットでのアイコンの画像も付いている。多くのキャラクターは本編でチラっと写っていたと記憶しているが、作品側もこういった情報を重要だと考えているんだな、と伝わってくる。要楽奈さんの初期アイコン、若葉睦さんのキュウリ、八幡海鈴さんのベース、豊川祥子さんのドール辺りが印象的か。
別の特典としてサウンドトラックがあり、この中にCRYCHICの「人間になりたいうた」「春日影」も含まれている。ということで、改めてCRYCHICの「春日影」を聴いてみたのだが、MyGO verとは全然違うな……と再認識した。細かいところでも色々違う(聴き取れていない部分も多々ある)が、もっとも大きな違いはキーボードの音の有無だろう。CRYCHICとMyGOでメンバーが違うので、当然ながら楽器の構成も違う。豊川祥子さんがいないMyGOでは、彼女の担当していたキーボードの音は含まれない。CRYCHICの、そして春日影におけるキーボードは、豊川祥子の象徴なのだ。MyGO verと比べて一番違いがわかりやすいのはイントロだろう。CRYCHICの春日影は、このバンドを引っ張って行った豊川祥子さんのどこか優しげなキーボードの音から始まる。「春日影は私たちの歌ですのね」、が全てかもしれない。
余談だが、MyGOの春日影は「春日影(MyGO!!!!! ver.)」とあるのに対し、CRYCHICは特にver表記はなくシンプルに「春日影」なのはリスペクトを感じてカッコいいと思う。