ライトノベル『少女星間漂流記』の1巻を読んだ。
2人の少女が、住む星を探して宇宙を旅する話。社交的で分析担当のリドリーと、人見知りで戦闘担当のワタリという2人組だ。
短編集の形式で、訪れたそれぞれの星での出来事が描かれていく。当然だが住む星が決まると話が終わってしまうので、住める星かどうか調べるために住人に話を聞き、色々あって結局その星には住まないことにする……といったパターンが多い。そのため先がどうなるかというドキドキはあまりないのだが、その形式を前提として、訪れた星の謎を解く過程や2人の間の微笑ましいやり取りを楽しむ作品なのだと思う。
それぞれ短く独立した話なので読みやすく、出てくる星の設定も様々で、発想の面白さは感じられた。旅の途中では何度も危機的な状況に陥るのだが、シンプルにワタリの強さで圧倒したり、2人の間の強い信頼関係によって突破していく。ワタリはあまりにも強すぎるだろという感じだが、それくらいでないとどこかの星で死んでしまいそうな、過酷な旅だ。
それなりに楽しく読めたのだが、やはりエピソードの種類が多めな分、さっきも構造として近い感じの話があったな……とは時々思ってしまった。続巻も出ているみたいだけど、展開のマンネリ化は避けられているんだろうか。↓コミカライズもあるようだ。