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2026/09/27 ムービル / グレイテスト・ショーマン

たーんえー
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公開:2026/9/28

今日は今月末に閉館する横浜の「ムービル」で『グレイテスト・ショーマン』を見てきた!

自分は横浜周辺でも他の映画館に行くことが多く、ムービル自体にはあまり縁はなかったが、横浜駅西口周辺の景色の一部だったので、建物ごとなくなってしまうというのは中々に寂しい。

閉館前に何か一本見ておこうと思い、リクエストで再上映された作品の中から未見だった「グレイテスト・ショーマン」を選んだ。ちょうど今期はサーカスアニメ(グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~)が放送していたということもあり。

せっかくなので建物内も見て回っていたが、閉館企画として至るところに絵が描かれているのが新鮮だった。

4階には、既に移転済のイエローサブマリンを見かけた。Divinezの最新のキャラ(石川クルミさん)が載っていることからも、つい最近までは営業していたことがわかる。

一方で、2012年頃と思われるポスターもあった。アニマス放送のちょっと後くらいかな。良すぎる

グレイテスト・ショーマン

有名なことは知っていたが、内容は特に知らずに視聴。思っていた以上にがっつりミュージカル映画だったけれど、その手のジャンルは割と得意なので楽しめた。少し前の映画なので、ネタバレはそんなに気にせず書きます。

貧しいが夢を見せるのが上手い少年バーナムと、裕福な少女チャリティ。彼らは結ばれて、2人の娘と共に質素な家庭を築く。そんな中で仕事を首になったバーナムは、銀行からお金を借りて博物館をオープンし……という始まり。

見所の多い映画だが、何といっても序盤、屋上で家族の前で即席で作ったランタンを回して光をシーツに映して幻想的な空間を作るシーンが一番心惹かれたな……金銭的に恵まれなくても工夫一つで幸せな場所を作れるんだと予感させてくれた気がする。「グロウアップショウ」が技術が足りなくても物語仕立てや見せ方の工夫で観客を夢中にさせたのと、ちょっと通じる部分あるよな~とも思いながら見ていた(何でもアニメと繋げる人)。

博物館には人は集まらず、博物館は死んだ物しかない、生きてるのがいいと娘たちに言われ、バーナムは「変わった人物」を募集し始める。この辺りの展開はちょっと危うい感じがしつつ見ていたのだが、「変わった人物」とは黒人や小人症、巨人症、ホルモン異常といった、当時差別を受けていた人々のことだ。ある意味でバーナムは「安く雇える人を見世物にする」を地で行っている。一方で彼らとしては最初こそバーナムに集められたものの、ステージの上で輝き、自らの意志でステージに立ち続けていく。

バーナムはステージを成功させる(途中からそれを「サーカス」と呼び始める)も、評論家や一部の町の人々からの評価は低く、彼は娘が「成り上がり」と馬鹿にされたのを機に、上流階級の人々も観客として呼ぼうと試みる。この時に誘ったフィリップとのミュージカルシーンもめちゃくちゃ良い(バーの店員もノリが良すぎる)。

英国女王との謁見が叶ったことで実力派のオペラ歌手・リンドと出会ったことで、バーナムは「本物の才能」である彼女をプロデュースしたいと思い始める。チャリティやフィリップは上流生まれだがバーナムや彼のサーカスを心から好ましく思っている一方で、バーナムは上流階級と繋がりができるとサーカス団員を隠すように振舞ってしまう。本質的な部分では彼らに「出て来るな」と言ってきた周囲と変わらず、差別意識はないわけではないとわかってくるのが興味深い。バーナムはリンドのツアーを開催し、サーカスや家族よりそのツアーを優先して付いていく。リンドのステージを見ていて娘のバレエ発表会を見ないバーナム、花束が投げ入れられるリンドのステージと物が投げつけられるサーカス、という対比が効きまくっていて素晴らしかった。

リンドに個人的な関係性を求められたバーナムは拒否して早く帰ってくるのだが、家族に出ていかれ、火事で建物も燃え、全てを失う。そこからまた立ち上がるのだが、建物を立て直すお金がないとなったときに「建物なんていらない!」と移動サーカスのテントに辿り着くのがアツかった。史実を元にした話らしいので、ここは史実通りなんだろうか。最後のオチも結構好きだ。

ただやはり終盤はちょっと急というか、ミュージカルで流れるように解決してしまう弊害も若干感じてしまった。バーナムの無意識な差別意識、それを受けたサーカス団員側の反応がもう少し掘り下げられるとなお良かったのかな……当時の時代感と現代の時代感のズレもあるし、どこまで尺を割くべきかという話もあるが。全体としては楽しさに満ちていて、良い映画だったと思います。