2026/02/21 超かぐや姫!

たーんえー
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公開:2026/2/21

今日は劇場で『超かぐや姫!』を初見で観てきた!人気作品の1週間限定公開ということで、自分の観た回も満席だったようだ。

タイトル通りかぐや姫のお話で、竹取物語をベースとしている。輝く竹の代わりに輝く電柱の中で寝ていた赤ん坊のかぐやを高校生の彩葉が拾うのだが、かぐやは一瞬で成長して……という始まりだ。

舞台は近未来で、現実世界は現代とあまり変わりないが、ツクヨミという仮想世界が大きな存在となっている設定。ツクヨミでは現実と異なる姿でライブができたり、アクションゲームができたり、何もせずのんびりすることもできる(このパートも割と好き)。現実と仮想世界とをどちらかを明確に上/下とせず横に並べている感じが、自分は『プリパラ』っぽいなと思った。ライブができたり、この仮想空間から出られない存在(ボーカルドール的な)がいたり、人気度でどっちがライブするかを決める辺り(結果発表でグラフが上がっていくあれ)もかなりそんな雰囲気だった。

この作品の大きな強みは、映像面だろう。山場のアクションやライブのシーンはもちろん、日常パートでもとにかくよく動く。ここまで動き続けるとちょっと疲れてしまうところがあるが、魅力的であることは間違いない。アクションゲームパートでも、圧倒的な映像と、的確な(かつわざとらしくない)状況説明で特にその戦闘そのものに気持ちが入っていなくても楽しめるようになっていた。

一方でお話の方は、よくできていると思いつつ個人的にはそんなに乗れなかったな……という感じだった。彩葉が高校生ながら生活費や学費を自分で稼ぐかなりの苦労人であることが序盤から描かれるが、かぐやを拾ったことで出費が増えたり(買ったオムツはかぐやの成長ですぐ使えなくなったり)更には勝手に12万円も使われたりもして、コミカルな描き方だが見ていて若干心が苦しかった。あまり意識していなかったが、自分は苦労人が振り回される展開が苦手寄りなのかもしれない。全体として2人の関係性にそれほど強い思いを抱けなかったのは、作品にのめり込めなかった大きな要因だと思う。終盤の展開はなるほどと思い、ちょっとドラえもんの最終回(同人誌)を思い出したな。

配信では観ていないので比較はできないが、映像面、音響面共に劇場で観る利点の大きい作品だと思う。音響はライブシーンでも重要だが、個人的には花火のシーンが特に印象的だった。花火が打ちあがって広がり、少し遅れて音が響いてくる感じが、音響の強さによって補強されている感じがしたな。

色々と書いたが、力の入り具合は尋常ではなく、一見する価値のある作品とは思う。