劇場版ポールプリンセス!!
3/21をもって、劇場版ポールプリンセス!!の上映が終了した。とはいえ、3/27にはComplete Albumが発売したり、ドリパスの上映候補に決まっていたり、嬉しいお知らせの予告がされたりと、まだコンテンツは続いていきそうだ。ありがとう、これからも見ているよ、ポールプリンセス!!
2022年末に始まった謎めいたコンテンツ、ポールプリンセス!!が4/2のイベントで劇場版を発表したとき、約4か月上映が続くとは誰が想像しただろうか。少なくとも自分は全然想像していなかったし、劇場版発表当時はだいぶ嬉しかった一方で、(知名度的に)大丈夫なのか?という不安もあった。本PVが出たり公開日が決まっても、界隈の外で話題になっている様子はあまり見掛けず。新宿バルト9やいくつかの場所で宣伝はしているのだけど、どれくらい効果があるんだろうか……と思いながら見守っていた。
劇場版の内容そのものは特に不安視していなかったし、情報が出る度にめちゃくちゃワクワクしたのを覚えている。最速上映会の発表があったので、これは見届けねばと参加を決めた。公開前に映画を観るのも舞台挨拶に行くのも、実は初めてだったかもしれない。実際に観た内容は、一度では整理しきれないほど濃密で、求めていたものを超える何かが確かにそこにはあった。あまりに力強い映像を目にした時、それが本当にスクリーンで流れた映像なのだろうか、もしかしたら一部は幻覚なのでは?と思うことがあるのだが、本作はまさにこれだった。多くの人に薦められるかは正直まだわからないが、もっとこの映像を目に焼き付ける必要がある。そんな風に思った。
劇場公開直後の数日間(客入りは正直良いとは言えなかったが)嬉しかったのは、今までポルプリに触れていなかった人々から、劇場版を観たという感想の投稿がたくさん流れてくるようになったことだ。劇場版前、ポルプリ関連の呟きの多くは見たことのあるアイコンによるものだったし、作品の良さに対して知名度が付いてこなさ過ぎていてもどかしさを感じていた。そう思って記事を書いたりはしていたが、届くとしても非常に狭い範囲。そんな中でやってきた(制作陣が掴み取った)劇場版という大きなチャンスと、それをモノに出来るような力強い劇場版。その二つが合わさってあまりにゆっくりだが少しずつ人々に届き始めている、そんな時期が最も感慨深かったと、今振り返って感じている。それから数週後、より話題になって広がっていくわけだが、作品のポテンシャルを考えるとそこは当然だと思う。まさに、「掴んだポール ギュッと!手繰り寄せたら I'll float」というわけだ。Starlight Challenge、良い曲……(そこに戻ってくる)