昨日はNintendo Directを観た後、眠くなって日記を書く前に寝てしまった。朝に書いても良かったのだけど、まあそこまでするものでもないだろう。
ゴミ捨て場の決戦
今日は劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦を観てきた。ついでに(公開最終日の予定だった)劇場版ポールプリンセス!!も。たまたまだが、猫の日に音駒の試合を観たんだな。
本作は、TVアニメ版の続きとして、全国大会編の一試合を一本の映画として描いた作品だ。ハイキューにはこれまでも総集編映画はあったが、新作映画として作られるのは今回が初めて。一試合を一本の映画として再構成すると言えば、一昨年公開された映画THE FIRST SLAM DUNKを思い出す人も多いだろう。THE FIRST SLAM DUNKと異なるのは、本作はここまでのアニメ版と繋がりがあり、続編も作られるところだ。実際に観てみると、THE FIRST SLAM DUNKほど一本の映画として軸となる部分以外をそぎ落としてはいない(つまり、この映画だけなら不要に思えるシーン、台詞も拾っていて、ややテンポを犠牲にしていると感じるところもある)が、映画としての軸は確かに感じられるように再構成されていた、と思う。一試合が一本の映画として作られ、それを鑑賞することの大きなメリットは、途中で中断されることなく試合を駆け抜けることだ。一度しかない、終わって欲しくない試合。作中人物がそう思い視聴者もそう思っても、途中で止めたり戻ったりという選択肢は与えられず、最後まで見届けること自体が、体験になる。
本作、そしてハイキューというアニメについてもう少し語ろう。バレーボールで最も特徴的なのは、「ボールが落ちたら終わり」というルールである。ボールが落ちるまでは決められた回数触って相手陣地に返す、をいくらでも繰り返していい。時間制限もないため、体力が無尽蔵なら永久に続く可能性すらある。そんな中、このアニメで良いと思う要素の一つが「音」だと思う。サーブ、レシーブ、トス、スパイクと言った音にはそれぞれ特徴があり、それがリズムよく繰り返されるのが攻防だ。(本作の主題ではないが)変人速攻の気持ちよさも、音によるところが大きいはず。そして、ボールが地面に落ちる音は、そのどれとも違う。ボールが地面に落ちる音が鳴ったとき、どちらかに得点が入り、それを繰り返すと試合は終わるのだ。ボールに関する音だけでなく、床を滑るシューズの音、激しい動きの後に荒れる呼吸、そういった音がこのアニメではよく表現されている。劇場の音響ではそれがより映えているように感じ、とても良かった。内容に踏み込めばもっと書けそうだが、今日はこのくらいで。