103期生が卒業する、この年度末。3月中旬辺りから最後のユニット配信、最後のソロ配信と畳みかけるように続いてきて大変だった。蓮ノ空というコンテンツは、活動記録やFes×LIVEももちろん重要なのだが、一番核心に近い体験はやはりWith×MEETSにあったと思う。自分も最後の花帆さんのソロ配信に向け、少し文章を書いたりもした。
そして迎えた、105期最後のFes×LIVE。事前に蓮華祭とB.G.Pが合わさったものであること、102期生もユニット曲に参加することが活動記録中でも言われていた。その時点で正直別々であって欲しかったとは思っていたが、実際に始まってみるまではわからない、とただFes×LIVEを見守った。
まずは良かったところの話をしよう。各ユニットの集大成曲のパフォーマンスは満足できるもので、特に「不思議と君とライブラリー」の振付はとても可愛らしかった。「今、過去、未来の三原色」も、一度では受け止めきれていない部分もありつつ、立派なステージだったと思う。103期生を送る言葉を、104期生たちが掛けてくれたことも嬉しかった。活動記録で描かれた各ユニットのその後も、概ね期待通りのものが出てきたと感じた。103期生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
ここからはネガティブな意見が多くなってしまうので、今回のFes×LIVEに満足した方は見ない方が良いかな、と。
良かったところは書いた通りだが、全体を通して大満足……とは残念ながら自分は感じられなかった。パフォーマンスの部分ではなく、もっと根本の部分だ。やはり自分が今日見たかったものはB.G.Pではなく103期生の卒業の儀式であり、105期の締めくくりだったのだと思う。104期蓮華祭を見てから1年間、自分はそれが見られることを期待して追ってきたところもある。コンテンツとしては、(今年度ラブライブに出なかったように)同じことを繰り返すのを避けたのかもしれない。だとしても、もっと納得しやすい形にはできたのではないかと感じてしまう。
一番譲って欲しくなかった点を挙げるなら、集大成曲の2人披露の部分。別で披露の機会があり、今回は特別に3人……というのなら全然いいと思える(実際リアルライブでは神奈川までで披露があるのだろう)。が、我々が"彼女たち"としてのパフォーマンスとして見られることは恐らくないのだろうし、今ないと意味がないと思う。(運営に向けての言葉だが)人数が3人から2人になったことを単なる弱体化と思わせないくらい、ユニットとしてできる限りのパフォーマンスをしてきた105期の1年間に誇りを持って欲しかった。映画では11人がメインとして登場するからこそ、ここは105期に花を持たせてくれてもよかったのではないか。安易な案だが、102期生は全体曲だけ(残りは映画で)というのも十分に可能だったはずだ。CDのジャケット絵が3人なのも、うーん……
蓮ノ空というコンテンツは、他のコンテンツ同様に裏に方針を決める運営がいて、それに沿って物語が作られている。だがその方針を、配信などを通じて生きた人物かのように描かれたスクールアイドルクラブの彼女たちが決めたかのように錯覚できる、その"物語が生きているような体験"が大きな魅力だと思っている。だからこそ(今回の件に限らず)物語の展開、コンテンツの展開に否定的になることは大好きな彼女たちの決断を否定することに結びつくので正直辛い(自分の中で噛み合っているときは最強なのでその裏返しとも言える)。実際B.G.Pも方針そのものにはしっくり来ておらず、彼女たちが望むならと応援してきた身だったので、最後まで自分と合わなかったな……という感想だ。
色々書いてしまったが、106期以降も時が進み、スクールアイドルクラブの未来が見られるのなら、自分はここで書いたことを一旦置いておけるくらいには嬉しい。たとえこれまでのような完全な形でなくとも、彼女たちの世界が続いている様子を何らかの形で観測し続けられることを、願っている。