今日はシャニマスのxRライブ、283 Production LIVE Performance [liminal;marginal;eternal]の2日目、第3公演[or;3]を配信で観た。
緋田美琴さんの体調不良(キャラクターのライブなので声優さんの、ではない)や、シーズのパートを七草にちかさんが一人で歌い踊り切ったという情報は前日に見掛けていた。先にその第2公演のアーカイブを観てしまうかは少し迷ったのだが、アクシデントが起きた(という設定)のライブのアーカイブを好奇の目で見に行くのは(その世界の観客だとしたら)何か違う気がしたので、当初の予定通り2日目の第3公演の配信をリアルタイムで観ることにした。
冒頭のピアノ曲(何?)の後、郁田はるきさんのソロからライブは始まる。MCでは「公式からもお知らせがありましたが~」と改めて美琴さんの無事や後半だけの出演であることを伝えられた。コメティックのメンバーが揃ってからのMCでは、鈴木羽那さんが「昨日はよく眠れた~?」と観客に振ってきたが、いやファンは眠れないだろ!って感じで少し笑ってしまった。鈴木羽那さんはよく眠れたらしい。
ここから、コメティックが何曲か披露していく。今回の3Dモデルの雰囲気はシャニソンやアイマスエキスポなどと異なり、リアル調な感じになっていた(流石に今回の仕込みと関係はないだろうが)。また奥行を感じる映像や見事なカメラワークなど、xRライブの映像としてより洗練されてきている印象を受けた。
その後、鈴木羽那さんが残ってソロ曲「無垢」を披露。前日の冒頭無料配信でも観ていたが、やはり力強く歌い上げる姿が見事だった。ここのMCで七草にちかさんが登場するのだが、「鈴木さん」とあまりにも他人行儀な呼ばれ方なのが良すぎる。
七草にちかさんはまずソロ曲を歌った後で、シーズの曲を一人で歌い踊っていく。二人用の立ち位置に移動したところでおおっと思わされたし、カメラも時折横の空白も画面に収めるので何とも言えない感情になる。前日と異なりソロ用の音源やカメラワークになっていたという話も見掛けて、一晩の間に対応したとしたら(架空の)スタッフさんもお疲れ様という気持ちに。ともあれ、一人でパフォーマンスする七草にちかさんはとてもカッコよかった。
何曲かやって少し肩で息をしているのが見え始めたところで、なんと斑鳩ルカさんが現れ、ルカ&にちかの2人で「Shiny Stories」を歌い始めてひっくり返った。これは櫻木真乃さんを含めた3人曲で、確かに前日を受けて急遽歌うならこの曲だ(例えばここでシーズの曲を2人で歌うのは違うだろう)。3人曲を2人で歌っているのに、欠落よりも2人であることの頼もしさが感じられたな。
その後の「神様は死んだ、って」は流石の迫力だし、「泥濘鳴鳴」(新しめの曲らしい)も印象的だった。コメティックの曲ってこんなにライブ映えするんだな。そして最後は美琴さんを呼んで全員で「星の声」。
美琴さんの体調を考えたらアンコールするのもどうなんだとは思うが、アンコールで満を持してシーズ2人での「Fashionable」が始まる。そこからシーズ2人で何曲もやって最後は美琴さんのソロまでやってしまうのはやややりすぎに感じたが、この回しか来れない人がいることも事実なので難しいね。アンコール後に置くことで体調が芳しくなければスキップでも、みたいな判断もあったのだろか。
というわけで、今回の演出は賛否両論あって当然だし手放しで褒めにくいものだけど、こういう手段を使うことで実現できるライブ、描ける物語も確かにあるのだとは実際に観て感じたな……「完璧・永遠であることは美徳であり 彼女達は幾度も到達の機会を与えられる」、ネタにされてたフレーズだけどその意味するところはある程度感じ取れるライブになっていたと思う。次のxRライブも発表された(おそらくイルミネ?)ので、楽しみにしておこう。