小学生までは外で活発に遊んだ。中学からゲームにハマると遊びで外に出ることはほとんど無くなった。大学時代、時間に余裕ができると朝までゲーム、朝の4時頃に近所のコンビニへ弁当を買いに行くのが日課になった。今でもコンビニ店員のお兄さんの顔は覚えている。大学には友人もいなかったし就職活動もしなかった。ただ卒業が決まると何もしない訳にはいかないと思い、バイトの面接を受けクリーニング屋で働き出した。周りはびっくりしていた。僕が働くと思わなかったそうだ。
こんな僕でも小学校から大学までズル休みもせず真面目に通った。受験がイヤだったので高校も大学も推薦で入れるくらいに頑張った。当時、周りに不登校の子もいなかったし、学校に行くのは当然のこと。もしかしたら本能で学校に行っていたのかもしれない。そして小学校からの16年間で、しっかり通うべき場所へ行く習慣が身についた。だから大学を卒業した後、皆が働くように自分も働き出すことは当然。周りは心配しただろうが、この習慣を身につけた僕が働かないわけがなかったのだ。
今、我が子は学校で周りの皆と同じことをすることや集団行動をすることに意味を見出せず不登校になり、日々楽しそうに数学の勉強をしている。