■~小学校入学前
福音館書店のこどものともシリーズを家で購読していたのでそれを読んでいた。
幼稚園の絵本購入通販で『けがわひめ』を自分で選んで買ってもらったのは良い思い出。自分でゲットした獲物の本という感覚で愛読。ちなみに絵はあんまり可愛くないと思っていた。今見ても可愛くはない。
日本の話・海外の話がそれぞれたくさん特集された厚めの雑誌?もあり、色々と読んでいた。海外編ではアンデルセンの『パンを踏んだ娘』が一番好き。日本編では月子と星子という姉妹が継母に虐待され続け、ついに姉の月子は行李に入れられ山に埋められましたが、春になって妹の星子が姉が行李の隙間から蒔いた種から咲いた花の列を辿って姉の埋められた場所にたどり着き、二人揃ってお空に昇っていきました…というようなくらーい話が好きだった。この2話が好きってのがもう既に性格が出ている&当時から家庭不和・虐待傾向にあったので不安を感じていたんだろうなぁと思う。
折り紙や工作の手順が載っている本もかなり好きだった。折り紙などは実際に作れるものは作ってみて、材料が手に入らない工作は妄想したり。
■小学校低学年
福音館古典童話シリーズから、小学1年生のときに『ハイジ』を読み面白かったのでシリーズをどんどん読んでいく。但し冒険系に興味がなくって、『宝島』『トム・ソーヤーの冒険』 『モヒカン族の最後』などは読まず。
小学1年生当時好きだった先生が『西遊記』を面白いとお勧めしていたため、いつか良いタイミングで読もうと心の中で積読に。これが人生初積読。満を持して読み始めたけどノリに付いていけずで挫折。今に至るまで中国文学あんまり読んでない。
『レ・ミゼラブル』は上下巻で気合を出して読もうとするも、コゼットへの虐待がひどくヴァルジャンの方の話も暗すぎて挫折。これが人生初挫折本。『レ・ミゼラブル』は正直今もミュージカルの広告とか見ると暗い気分になるのでたぶん読まない。
学校の図書館がわりと充実していたので、そこでピーターラビットシリーズや野ばらの村シリーズに触れる。
あとは小学生時代全体を通して岩波少年文庫にどっぷり浸かっていた。ド・モーガンなど揃っていたのは良かったな。
ファージョン作品集も好きだった。当時は文庫にはなかった気がするけど。
■小学校高学年
犬にすごく興味があり、盲導犬・聴導犬などの犬シリーズの本を図書館でよく借りる。あとは図書館で見つけた『ふしぎをのせたアリエル号』などはこれまた暗い話だが大好きだった。
本屋さんで気に入った本を買うようになり、シェーラ姫の冒険シリーズなどは1~3巻をまとめて買い、以後新刊を待つように。
ハリーポッター、ダレン・シャン辺りも読んだ。
ダレン・シャンは最後の方SF的展開になり当時は理解できず。
いつから児童向けでない文庫を読むようになったのかがあんまり記憶にないけど、たぶん梨木果歩・江國香織辺りから入っていったのかな…?
絵本、漫画についてはかなり割愛。
~小学校まで読んできた本たちは今も好きなものが多いので、あんまり趣味が変わってないなと思う。特に気に入っているものは今も手元にあったり読み返したりしている。当時からホラー、推理系が好きでないのも変わりなし。